中国ラバーの中でもかなりマイナーなメーカー「METEOR」の粒高ラバー「8512」です。ITTFリストを見る限りは表や粒・裏と一通りラインナップされているようです
独特の模様が特徴的なパッケージです。 流星というと夜空に光の線がスーッと伸びるようなイメージですが、これだとガスの惑星の内部のようだなぁ、見た目にはインパクトがあると思います。 打ってみると粒高にしてはあまりすべるような感じはなく、表っぽい感じがしてかなり打ちやすい印象がありましたね
粒が少し太く硬めで密集しているため、これがうちやすさに関係していると思います。 しっかり角度打ちができるので、他の粒高とはかなり違いが出てますね。 0.5mmの厚さの割に弾みがいいため、粒高ながらかなり攻撃性の高いものとなってます。 その分ショートも飛んでいくため、従来の粒高に比べるとボールの飛距離が出ますね
粒高といえば「変化性能」ですが、これはちょっとあまりおおきくはなかったですねぇ 粒の硬さもあると思いますが、大きく揺れたりするような粒の変化はなかったです。 プッシュなど押し込むようにして粒を倒した場合に手元で変化するような感じが多かったため、しっかり倒して変化させないとちょっと厳しい感じですね。 打ちやすさの代償、といったところです
カットにはあまり向いてないラバーでした。 0.5mmの割に弾みが良いため、従来よりボールが抑えづらいとのことですね。受けた感想としては変化・キレ共に特徴を感じることはなかったです。 ただ少し下がり目の位置からプッシュされると、従来の粒よりスピードあるボールが直線的に飛んできて軽く手元で変化するので、これはカットからの攻撃には有効かな、と感じました。 アニキ曰く「薄さの割りに弾むのでカット向きじゃない、異質で軽量化を図るならいいのでは」とのことでした。
粒高にしてはかなり攻撃的な感じがしました。 よくある粒高と比較するとかなり飛ぶ感じですね。 反面、ブロックや変化性能が落ちてしまっています。 表ユーザーが粒高に変えて使ったりする場合にはいいんじゃないかなぁ、と思いましたね。 パッケージだけでなく、性能も個性的なラバーでした