際立った薄さのスポンジ + キレと変化 
「DONIC SPIKE P2」

近年は「blue fire」シリーズが高い人気を集めているドイツメーカー「DONIC」ですが、表ソフトや粒高・アンチ等、幅広い異質タイプのラバーもラインナップされています この「SPIKE」シリーズは粒・スポンジ共に硬めである「SPIKE P1」と、軟らかめのタイプで安定性と変化が特徴の「SPIKE P2」の2種類が登場しています 更に特徴的なのは日本国内メーカーでもほぼ存在しない「0.3mm」という、際立って薄いスポンジがラインナップされている事ですね

  

パッケージデザインはSPIKE P1と共通です SPIKE P1は暗めのピンク系でイラストやラバー名が記されています シンプルですが分かりやすく仕上げられています 背面の所にも書いてありますが「0.3」という、スポンジの薄さが特徴的ですね 1mm未満の日本製スポンジはかなり限られてきますが、その中でも際立った薄さとなっています

    

質感はドイツ系に良くあるツヤのあるタイプではなく、質感はツヤを抑えたタイプです ややロゴが大きめですが、気にならない大きさですかね 粒は細めで軟らかく、倒しやすい軟らかさとなっています スポンジの薄さから来る低弾性と粒の倒し易さは変化と安定性が特徴というラバーに仕上がっている印象です 弾みに不均一さがなく、安定した飛び方をする点がグッドです

メーカーのPRでは「カットマンの基礎となる、変化と安定を」とある様に、カット時の安定性が非常にあり、切る・押すといった打球時に安定した返球が可能になっているラバーです この薄さの為、木材系でのカット用では飛距離や弾性の部分で不足気味な面があるものの、変化・キレ・安定性のバランスが非常に良いラバーとなっています 変化幅は大幅ではないものの、常に小刻みな揺れがあり、カットやプッシュ時に威力を発揮します 切れに関しては粒が倒しやすい事で切り易さとキレのバランスが非常に良いですね カットでの使用は隙の無いスペックをしています

安定性が非常に高いだけでなく、変化やキレ等、トータルでのバランスが非常に優れたラバーです プッシュ等で攻撃的なレシーブをする場合は厚く当てて飛ばし、カット等の場合は倒しやすい粒でカットする事でボールを抑え、確実な切れと返球を可能にします 粒高としての総合性能は極めて高いラバーですが、ネックとなるのはコストパフォーマンスですね 粒高ラバーとしては高価格帯に位置しているので、手に取りづらさがあります 国内メーカーではより安価で使いやすいものも多いので選択肢に入りづらい価格帯ですね とはいえこのスポンジの薄さは皆無で弾むカット用ラケットと合わせてカットを抑える事が出来る というのは大きいです 0.3mmはラケットを選ぶ薄さではありますが、特殊素材で攻撃性能を落さずに粒高面を安定させたい場合等にはこの薄さは貴重ですね