新進のドイツメーカー「andro」から登場した「テナジー」を強く意識したと思われるラバー「HEXER」(ヘキサー)です。 様々な場所で「テナジー」と比較されていますが、実際にはかなり違いがあります
黒一色のシンプルなパッケージですが「androらしさ」のあるパッケージです スタイリッシュで存在感を出しており、他の物に比べても目立つ感じがします。 特にロゴデザインなんかはヨーロッパらしい感じですね。 非常にかっこよく仕上がっています 硬度は「47.5度」でテナジーと比較すると硬度が10以上高いですが、打った感じでは少し硬めで硬度の数値ほどの硬さはなかったですね(テナジーと比較すると硬く感じます)
最高クラスのラバーだけあって、質感は申し分無しですね。 打球感は程よく硬めで球の離れが速く、それほど食い込む感じはなかったです。 弾みも申し分ないですね~ テンション系らしく非常に強い弾性を持っています。 テナジーと比べると食い込みが少ない分、ハードヒット系の打球がやりやすいですね。 引っ掛かりが非常によく、回転性能も極めて高い物となってます。 テナジーも引っかかりはいいですが、こちらは球が持てるため、食い込ませてかける感じですかね。 それに対しこの「HEXER」は少し硬めのため、インパクトを強くして回転をかけないと食い込まずにボールが飛んでいき、十分な回転がかけづらいラバーです。 個人的にはこちらのほうが食い込みすぎないため、好きな打球感ではありますね
弾みがいいため、小技やレシーブの際に苦労します 暴発、というほどではないですが、弾みが強いため思ったより飛びすぎてしまう、ということが結構ありましたね。 この辺は「ドイツテンションらしい」感じがしました。 ただ、他のドイツテンションと比べると「球が重い」ことですかね ドイツテンションは回転性能で十分な満足いくものは少ないんですが、このラバーに関してはかなり回転がかかるので、他のドイツテンションとは一線を画していますね
アニキメイン使用のため当然「カット」でも使用してみましたが、弾みが強すぎてカットでの使用は早々に取りやめてましたね、曰く「ラケット次第ではどうにかなるが、球の離れが良すぎるので、カットしづらい」そうです。テナジーのほうが食い込むため、カットはテナジーのほうが向いてるようですね。 手首を入れた深い位置へのツッツキなども飛距離が出すぎてしまうため、やりづらそうでした
テナジーが柔らかすぎると感じた方にはHEXERの方がハードな打球感の為、ハードヒッターに好まれそうな印象です 回転はテナジーのほうが上ですねぇ スピードは「HEXER」というのが受けた印象です。 弾道もテナジーがかなり弧を描きバウンド後沈むような弾道に対し、HEXERはしなやかなスピード感のある弾道、という感じですかね。
今までのドイツテンションとは総合力が違うので、使ってみるとかなり衝撃的なラバーでした これから更にテナジーに肉薄すれば選択肢が増えて面白いとですね 新進のメーカーながら老舗を飲み込もうとする技術力には脱帽です。今後どうなるか、非常に注目度の高いメーカーです