スタイリッシュなアパレルや緑を基調とした用具でおなじみとなったドイツメーカー「andro」から登場しているドイツテンション裏ソフト「HEXER POWERGRIP SFX」です コストパフォーマンスに優れたシリーズのラバーでソフトタイプのスポンジを採用したラバーとなっています
パッケージはかつて同社のトップ仕様に位置づけられていたテンションラバー「HEXER」の物をベースにしたものとなってますね HEXERの様な硬いシート・スポンジではなく、軟らかいスポンジに少し硬さのあるシートとなっています HEXER GRIPシリーズはスポンジ硬度が47.5°のHEXER POWER GRIPと42.5°のスポンジを採用したこのラバー 45.0°のスポンジを採用したHEXER GRIP 40.0°のシリーズ中最もソフトなスポンジを採用している、HEXER GRIP SFXの4種がラインナップされています
ラバーの質感は光沢の強いドイツ製特有の質感をしています 重量はやや軽めですが、所謂「FX」タイプのラバーとしては少し重量のある印象です シートはかなり引っかかるタイプのシートですが、少し硬さがあるので、軽くこするだけで回転がかかる というような容易さはないです ただスポンジが軟らかいので食い込ませやすく、回転はかけやすいですね 名前に「GRIP」と冠されているだけあって、打球時にグイっと掴まえてから回転をかける事が可能です このシートの良さがサーブなど細かな部分で回転つけやすくなっています
弾性は良好で少し世代を遡ったトップ仕様タイプに近いスペックを有している印象 プラボールに対応して使いやすくさせている点が優れています 回転性能も良く、コスト面を考慮するとかなり優秀なラバーとなっています 弾道は弧線が強めでドライブが安定させやすいタイプですね 金属音が良くなり、気持ちよく打てるラバーとなっています
フォアで使用するにはスポンジが軟らかいのでやや食い込みすぎるものの、軽い打球での飛ばしやすさやシートの硬さと引っ掛かりが良く、食い込みすぎて飛ばしづらい というのはないです 回転がかけやすくこの手のラバーとしては威力のあるボールが打てるので、安定性と威力の両立が達成できるラバーに仕上がっています バックでFX系では軟らかすぎるのでもう少し硬くしたい場合には適していますね ハードヒット系にはスポンジの関係であまり適さない印象です 強打よりもドライブを主体としたラバーとなってます 引っかかり方と強い弧線が作りやすいので台上での攻撃的な打球やカウンタードライブ等に威力を発揮します さらなる威力や飛距離を求めるとトップ仕様のラバーとなってきますが、トップ仕様のラバーの趣を有しながら、気持ちよく打てるのは大きな特徴ですね