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ソフトにしつつも威力を確保「DONIC Bluestorm Z3」

トップシートを薄くし、スポンジの厚さを確保したドイツテンション裏ソフト「Bluestorm」シリーズにはスポンジ硬度50°を誇る「Turbo」から、快音を重視した「Big slam」まで、5種類の硬度がラインナップされています これはすでに登場している「Blue fire」シリーズと同様のラインナップです この「Z3」はスポンジ硬度が42.5°と、軟らかめのスポンジですが、優れた反発力とシートの影響で、FX系寄りのラバーでありながら威力が出るラバーとなっています

  

パッケージは基本的に同じデザインですね Turboのみ文字に黄色が使われるという事があります プラズマの様な青い光と黒を基調としたパッケージが特徴です シートを薄くしていることでスポンジ厚が一般的な特厚に相当する「2.1~2.2㎜」よりも更に厚くなっています

    

質感はBlue fire Mシリーズの様なややマットな質感ですが、こちらの方が少しツヤがあるかな という質感ですかね その前の世代のラバーに当たる「acuda」「coppa」の様な光沢のある黒ではないです スポンジは気泡のあるタイプで見た目的にはBlue fire Mっぽいですね ただし同系統である「Blue fire M3」程度のスポンジ硬度を持つラバーとしてはやや軽量ですが、この手のラバーとしては威力が出る反面、重量が増している印象です 打球感に硬さはあまりないですが、シートがしっかりとしている分、軽く当てて引っかかる様なラバーではないですね

42.5°程度の硬度を持つラバーとしては打球感は少し硬めで、フォアで打つ分には食い込ませることは容易です 先述した様にシートがしっかりとしている為、使いやすさを優先したラバーではなく、少し力を加えてシートに掴ませる事で回転のかかったボールを打つことができます 食い込んだ後の飛び出しがこの軟らかさのラバーとしては良く、勢いよく直線的に飛び出していきますが、硬すぎるという事がないのでドライブは打ちやすいですね シートの性能が良いので回転性能も良好です 回転のかけやすさや安定性は大幅に上昇しますが、Z1等といったトップ仕様との大きな差としては下がった際のスピード性能や飛距離で大きく差が表れます

より硬度のあるハイクラスのラバーの様な球威に近い印象です やや硬さを残しているので、FX系の様な極端な食い込みがないのが良いですね 硬度の割に飛び出しが良く、スピード系のボールが打ちやすいラバーです Z1の様なラバーと比較すると飛距離はやや落ちますが、飛距離が全くでないという事はなく、台上や前陣での場合は距離感が重要になってきます トップ仕様程の硬さがない分、食い込ませやすくなっているのは大きいですね フォアで使うにはやや軟らかさが目立ち、強くインパクトすると掴みの強さが出ていますが、バックで少し軟らかくしたい場合には適したラバーといえます コストパフォーマンスはトップ仕様のシリーズとしては比較的抑えられている点も良いです 威力を落とさずに回転をかけやすくしたいラバーとなってますね

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