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硬さと球離れ + 特徴的な弾道
「STIGA mantra H」

木材を活かした高品質なラケットを手がけるスウェーデンメーカー「STIGA」ですが、ラバーは日本製のものをベースにラインナップしています 代表的なシリーズとしては「CALIBRA」シリーズや既にロングセラーとなっている「BOOST」シリーズ等があります この「mantra(マントラ)」シリーズは既に日本市場では廃盤となっている「CALIBRA TOUR」シリーズの後にラインナップされ「プラスチックボール」以降に登場したラバーとなっています 特徴としてはシートのグリップ力とハードなスポンジによる弾きの強さや弾性のあるラバーですね

  

mantraはサンスクリット語で「文字」「言葉」を意味します 日本語では密教の関係で「真言」の方が知られていますね デザインもそういったものを連想させるような独特のデザインのパッケージとなっています mantraシリーズは3種類のスポンジが用意されており、パッケージもカラーリングが異なるものとなっています スポンジ硬度の数値等はなく「H」「M」「S」とシンプルな表記となってますね

    

シートはCALIBRAと比較すると、CALIBRAの方がまだ高弾性に近い質感をしていますが、mantraの方はより綺麗なツヤを放つ印象です ドイツテンション程のツヤではないですが、ツヤのあるラバーですね CALIBRA TOURのマットな質感にツヤを出した様な質感ですかね ロゴには「mantra」の下にスポンジの硬さを現すアルファベットがあり、ロゴで視認が可能です 打球感はハードスポンジタイプなので硬めで球離れが早いものとなっています 弾道は直線が強く、独特の弾道が出るタイプのラバーですね

CALIBRAシリーズはプラスチックボールとなった事で回転性能に影響が出ている事や後発のCALIBRA TOURシリーズは「マット加工」という独特の質感の関係で擦る打ち方が難しく、扱いの難しいラバーでしたが、mantraに関してはシートの引っ掛かりが非常に良くなっている為、回転はかけやすくなっています 直線的な弾道で飛距離が伸びる為、前陣では扱い辛さはあるものの、バウンド後の伸びの良さや浮き上がる球質とは違う為、かなり個性的なボールが打てる点が強みですね 回転性能も向上している事やCALIBRA TOURの様に打ち方を選ぶラバーでは無くなっています ドライブに関してはかなり硬さのあるスポンジなのでハードヒッター仕様です 硬さと弾きの良さが特徴なので、シートの引っ掛かりの良さはありますが、威力を発揮させるにはパワーを要求されるラバーではありますね  硬さがあり弾きがあるので扱いやすいとはいえないですが、シートの引っ掛かりが良くなったことでサーブや台上で回転を加える技術に関しては明らかに良くなってますね 特に対下回転が打ちやすくなっていますね

これまで登場している裏ソフトの中では威力を優先したラバーに仕上がっており、球威で押す事が出来るラバーです ハードなスポンジと飛び出しの早さがある為、回転をかけきるには力を必要とするラバーですが、独特の弾道と優れたスピード性能、向上した回転性能の影響で威力面では非常に優れている印象ですね 飛距離の出せるラバーで、下がった位置から打ち合う様な展開に強さを発揮します プラスチックボールに移行してから登場したラバーとしては引っかかりの良いシートも回転のかけ易さに貢献しています ネックとなるのはスポンジの硬さや球離れの良さで回転をかけるには難しさがある という事ですかね かなり硬さがあるので、ラケットによってはミディアムスポンジやソフトスポンジバージョンを使用したほうが良いです 万能タイプのラバーでは無いですが、日本製のテンション系としては非常にコストパフォーマンスが高い事や個性的なスペックが魅力なラバーといえますね

 

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