中国メーカー「TUTTLE」から登場している、粘着テンションラバー「2015(青スポンジ)」です 近年の同社の傾向としては弾性をアップさせる「已打底」をスポンジに内蔵させる加工を施したタイプが多いですが、このバージョンでは未打底となっています ですが弾性は均一で良好で、TUTTLEの安定した弾性は特徴として挙げられるラバーとなっています
パッケージは真空タイプです 黒をベースに青で「2015」というラバー名と龍の画が描かれています シンプルですが、目立つパッケージです 「黒色背景+龍」という組合せは国内メーカーでは「ヤサカ」の「翔龍」や「輝龍」もデザインとして採用されていますね
ラバーの硬度は「38度」です 中国系のラバーとしては弾力があり食い込ませやすいラバーが多いのもTUTTLEの特徴ですが、この2015も同様に打球感は硬すぎずに程よい食い込みとなっています また、先に書いていますが、加工が施されていない「未打底」でありながら、まずまずの弾性を有している為、ラバー自体の弾性は良好と言えます 少し食い込んだ後に飛び出し過ぎないので、扱いやすいラバーとなっています
TUTTLE系の粘着の質は高いものの「回転性能に繋がらない」という物が多く、擦りづらいラバーが多かった印象ですが、2015に関しては回転性能が高いとまではいかないですが「擦る」という事に関しては非常に良くなっています ラバーの価格帯を考慮すると回転性能は「相当」と行った所ですが、「擦って回転をかけている」という感覚がありますね 弾道はやや直線よりですが、極端ではない印象です ラバーのスペックとしては弾性の方が特徴としては強いですね 弾みは良好ですが程よい食い込みとはや過ぎない球離れの関係で扱いやすく、台上での打球やサーブ・レシーブ等、細かな部分での扱いやすさがあります
TUTTLEのラバーの中でも更に普及価格帯に位置するラバーですが、弾性は非常に良く均一に弾むので、弾性に関してはかなり優秀な印象です 打球時に軽く食い込み、飛び出します 良い点としては「シートに粘着があるが擦れない」という、タイプが多かった同社のラバーのシートが改善されている事が大きいです これにより中国ラバーでの打ち方を大幅に変える必要が無くなったので、違和感は軽減されていますね 回転性能が際立って優秀 というラバーでは無いですが、擦りやすくなっているのは非常に良いですね スペック的にはコストパフォーマンスは優秀です 比較的寿命も長いですね 本格的な中国ラバーと比較をすると使い易い反面、威力やクセ球で「らしさ」というのは薄いですが、使い易さと良好な弾性が特徴的なラバーですね