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軽量+薄い板厚が特徴 カーボンの特性が強い
「バタフライ SKカーボン-CS」

タマス社のカーボン「TAMCA5000」を採用したカーボンラケット「SKカーボン-CS」です 板厚が「5.2mm」と非常に薄く設計されているラケットですが、カーボンラケットの特性が良く出ており、良好な弾性を確保しているラケットとなっています

  

ブレードサイズはメーカー表記で「161×150mm」となってます 中国式としては平均的なサイズですが、平均重量が「77±g」とカーボン系のラケットとしては非常に軽量で、両面に厚いラバーを貼った際の総重量を抑える事が可能になっています 合板構成は「3+カーボン2枚」です タマス社の特殊素材系ラケットの構成は基本的には「5+特殊素材2枚」というのが一般的ですが、SKカーボンの場合は同社としては珍しい合板構成をしています

  

  

グリップサイズはメーカー表記で「長さ82 × 厚24mm」 グリップエンドの幅が「32mm」となっています スウェーデン製の様な太さは無く、細めの握りやすいグリップです メーカー表記では反発特性が「10.5」 振動特性が「10.5」となっています 弾性自体はカーボンラケットとしては極端な弾性ではないので使いやすいタイプですが、カーボンの特徴である「弾き」「硬さ」「響き」が良く出ているラケットなので、カーボンラケットの特性が分かりやすいラケットです

一般的なカーボンラケットと比較すると板厚がかなり薄いですが、弾性が確保されています 板厚の薄い特殊素材系ラケットは打球感の調整等で使用される事が多いですが比較すると、良好な弾性です  硬さや弾きはありますが極端ではなく、硬度のあるテンション系ラバーとも合わせやすい印象です とはいえカーボンなので、ドイツテンションの場合は45°程度の少しソフトな物から合わせた方が失敗が少ないですね  特にカーボンの硬さで前に飛ばしやすい為、グリップ力と弧線の強い弾道のラバーと合わせるとカーボンの弾きと弧線弾道のバランスが取れ「極端に上に上がる・棒球になる」という事を抑える事が可能です また、カーボン系のラケットでバルサ材等を使用せずにかなりの軽量化が図れているのは大きく、打球感がネックになる というのは無いですね 前述した板厚の薄さは両面にラバーを貼った際の総重量や握った際の厚みによる握り辛さが解消される為、総重量の件と合わせて大きな特徴ですね

板厚が薄めながらカーボンらしい弾みと弾きが特徴としては良く出ている為、表ソフト等、」強打を主体とするプレー向けのラバーとの相性が良い印象です 特にテンション系の表ソフトは少し軟らかい物が多いので、カーボンの硬さが打球感のバランスを取りやすくしています 一般的なカーボンラケットと比較して硬さや弾きが抑えられている為、木材系ラケットからカーボン系の特殊素材へ移行する際のラケットとしては良いラケットです 軽さも大きな特徴なので、表×裏の様なプレースタイルにも良いですね  中国ラバーに関してはやはりカーボンの特徴が強めに出ている事が組合せとしては難しくなってきますが、軟らかめで弾力のあるものであれば でしょうかね 従来型の硬いタイプの物とは合わせづらい印象を受けました

カーボンラケットとしての特性は前面に出てはいますが一般的なカーボンラケットと比較してその特徴は抑えつつ、使い易さを向上させているラケットです タマス社の特殊素材系としては圧倒的なコストパフォーマンスも魅力といえますね そして軽量なので、両面にラバーを貼った際の総重量を抑える事が出来るラケットです 硬さのあるラバーと合わせる場合はカーボンの特徴が強いのでカーボンの特性に慣れる必要はあります より高反発なカーボンラケットは硬質な打球感や強烈な弾きで極端に直線的な弾道になってしまう物が多いので、そういった部分をマイルドにしているのは良いですね 印象的なのは板厚をかなり抑えながらここまで弾性を確保できている点ですね ここまで板厚が薄いラケットでありながら、しっかりとカーボンの弾性を確保できています  総合性能は高く、使いやすいカーボンラケットですね

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