シリーズ最上位 威力強化+安定性の向上
「XIOM VEGA TOUR」

コストパフォーマンスに優れるドイツテンションラバー「VEGA」シリーズ最上位としてラインナップされたラバー「VEGA TOUR」です 同時期に登場している上位ラバー「OMEGAⅦ」シリーズに採用されている「サイクロイド技術」が用いられており、上位ラバーに迫るスペックを有しながらも、VEGAシリーズの特徴でもある「使い易さ」も維持しているラバーとなっています

  

VEGAシリーズのパッケージは基本的には光沢のある銀をベースにした物が多いですが、VEGA TOURでは白をベースに「V」の文字が金で書かれています スポンジ硬度は「45°±3」となっており、これはVEGAシリーズでは「VEGA JAPAN」と同等のスポンジ硬度となっています

  

見た目では粘着ラバーである「VEGA CHINA」やマットな質感をしている「VEGA JAPAN」等を除き、従来のVEGAシリーズと比較して大きな違いは無い印象です ですが打球感は45°という、中間硬度のスポンジやシートの軟らかさや掴みが特徴的な打球感となっています 軟らかめでグッと掴むラバーですが反発力が良く、飛ばし易さのあるラバーです 弾道は直線気味ですが、コントロールしやすく、弧線が作りづらいラバーでは無いですね なのでループドライブ・スピードドライブどちらも打ちやすさのあるラバーとなっています

同等の硬度であるVEGA JAPANとの比較ではシートの差が大きく、「引っ掛かり」という部分ではVEGA TOURの方が非常に良いと言えます が、基本的は食い込ませて回転をかけるタイプのラバーなので、擦る打ち方ではなく、ラバーにボールをつかませて回転をかける方がよりラバー本来のスペックが出てくる印象です 弾道に関しては弧線が強い印象なのはVEGA JAPANですね VEGA TOURはやや直線で振り方で弾道のコントロールがしやすい印象を受けます 程よい硬さとシートの軟らかさがある為、強い打球を必要とせずに引っ掛かる・食い込む といった点が良いです スピードや回転性能等の基本的なスペックはコストパフォーマンスや使い易さを重視した従来型のVEGAと比較すると、やはり一段上のスペックとなっていますね 回転のかけやすさや使い易さを損ねずにスペックアップを果たしています

XIOMのトップ仕様であるOMEGA系のラバーに匹敵するスペックになっている為、コストアップをしている点がネックですね OMEGAⅦのコスト面と比較をすると大きな開きはありますが、OMEGA V系とはその差が大幅ではない為、位置づけ的には難しい印象を受けます VEGAとしては威力面のアップを果たしていますが、OMEGA系との価格差が少ない、威力面ではOMEGAのシリーズ次第では差がある印象なので、威力と安定性のバランスを重視するラバーとしてはVEGA TOURが良い選択肢となります シリーズ間の橋渡し的なラバーですかね  掴みが強いので、早い打点での打球の際に遅れて出てくる点が気になる所ですが、少し下がった位置で打ち合う展開に強さを発揮する印象です VEGAシリーズ最上位というのは間違いなく、回転のかけやすさや回転性能・スピード性能等はより隙が無いVEGAとなっています 中間硬度のスポンジ・シートの軟らかさが好みの分かれる所ですが、使い易さと威力のバランスは取れているラバーですね