DONIC最上位のラバーとしてラインナップされている「blue fire」シリーズから「JP」の名を冠したシリーズが登場しています「JP」は「JAPAN」の略となっており「日本製ラバーの様なグリップ力が特徴」という事のようです この「blue fire JP01 TURBO」はベースの「blue fire JP01」のトップシートを改良し、更なるスピードアップを図ったラバーとなっています
パッケージデザインは先に登場している「blue fire M」シリーズとほぼ同じですが「JP」の部分で分けられています また「TURBO」は「blue fire M1 TURBO」同様にblue fire JP01 TURBO」も黄色で文字が打たれています blue fire M1 TURBOはスポンジ硬度が「50.0°」と非常に硬いスポンジを採用したハードヒッター仕様のラバーですが、blue fire JP01 TURBOはスポンジ硬度はblue fire JP01 と同じ「47.5°」のスポンジを採用し、シートを改良してスピード性能を上げた という事です
シートの質感は非常に良いですね ツヤのある綺麗なシートです ドイツ製のラバーはトップ仕様の物は重いものが多い傾向にありますが、このラバーはその仲でも特に重量のある印象で、ズシッときます 重量には気をつける必要がありますね 47.5°のスポンジを採用している としていますが打球感は極端な硬さはなく、強い打球でもシートがしっかりとボールを掴むので、かなりのグリップ力があるのは体感できる印象ですね 非常にボールの食いつきが良いシートです その為、硬くて弾き、回転がかけづらい というのはあまり無いですね
グリップ力の高さから来る回転性能は際立っており、回転量のあるドライブが打てるラバーとなっています 弧線が強い弾道ながらも上に上がりすぎず、前に飛ばしやすい印象ですね 下がった位置から威力のあるボールが打てるラバーです 回転はかかりますが擦るだけで回転をかけるタイプのラバーではなくしっかりと食い込ませて回転量を上げるタイプラバーなので、早い打点でボールを食い込ませるにはパワーが必要となります ラバー最大の回転量を作りやすい展開は下がった位置から打ち合う様な状況ですね 前陣で振るには飛距離・重量の問題等もあり、難度が高くなる印象です シートのグリップ力向上から来ている関係でやはり回転の影響は少なからずありますね サーブ・レシーブ等は特に気を使うシビアさがあります
先に登場している、blue fire M シリーズと比較するとグリップさせやすい上に回転量を確実にアップさせているラバーです 弾道も弧線が作りやすくなっています よりラリーに強みを発揮するラバーとなっていますね blue fire M は打球感が非常にハードでスピード寄りのスペックの為、ラリーによる安定性を重視する場合は、blue fire JP シリーズになりますね プラスチックボールでもグリップ力と回転性能が最大の特徴です 回転とスピード性能両面のスペックは非常に高いラバーですが、最高のスペックを有している時間は短く、ラバーの劣化スピードがかなり早い印象を受けます ここが最大のネックですね ラバーがあっという間に縮んでいきます 後は前述している通りラバーの重量 これは数あるドイツラバーの中でも最も重い部類に入るんじゃないですかね 両面に貼る場合は総重量やフォア・バックに気をつける必要があります 使いこなすには難しいラバーではありますが、グリップ力の高さと際立った回転量 優秀なスピード性能に加えて、下がった位置からでも打ち抜ける球威のあるボールは魅力ですね