ロット毎に仕様が大幅に変更される事が珍しくないメーカー「air」ですが、この「classique」も例外ではないです 粒高に仕様が変わったり、再び半粒に変更されたりと、ラバーの性質が変わりすぎることで悩まされます 今回はOXですが、スポンジ付の場合「dynaスポンジ」が採用されている為、air classique(dyna) としています
パッケージは粒高バージョンの時とほぼ同じですね dynaバージョンの方が全体的により広くペイントをパッケージ全体に広げたデザインとなっています カラフルなデザインで目立つパッケージです
ロゴは広めですが、過去のロットと比較すると全体的にコンパクトにまとめられています なのでair社のラバー共通の問題点である「大きすぎるロゴ」の問題はこのロットでは解決されていますね 粒の形状は円柱で配列は横目です 最初期の物と比較すると赤が朱色っぽい感じから、落ち着いた赤になってますね 少し粒が倒れやすいかな といった印象で、ここは変化系らしい質感をしています
スペックとしては基本的には粒高に仕様変更される前のタイプとほぼ共通ですが、質感やロゴの変更等で若干の改善が見られます OXとしては非常に弾性が優れていますが、弾性が不規則で、飛ぶ・飛ばないの落差が大きい印象を受けます なので安定して飛ぶ というタイプの一枚ラバーでは無いですね 綺麗に当てて押し込むとボールが失速せずにスピードあるボールが出せますが、タイミングや当て方を間違えるとボールが飛ばないですね 当てる位置を変える事で緩急をつけたりする事が可能ですが、不規則な為に飛び方の計算が難しいラバーです
変化性能に関してはプラスチックボールとなってからも健在で、クセの強い球質が特徴です カットショートの場合はボールが滑る様に伸びていくので、失速させづらいですが、スピードと変化性能はこのラバーの魅力です 変化系としては比較的滑りが少ないタイプです 滑りよりは前述している「不規則な弾み」の方が最大のネックでもあり、武器でもあります
「ナックルボールが出しやすい」というのが一枚ラバーの多くの共通点ですが「classique dyna」 OXバージョンではスーッと綺麗にナックルが出る という様なラバーでは無いです 不均一な弾みと強烈な変化、そしてスピードがこのラバーの特徴です 当て方がかなりシビアで、飛び方を正確にコントロールするには相当な慣れが必要となってきます 忍耐が要求されるラバーですが、我慢して使うだけの性能を有しているラバーではありますね 変化系表系のOXとしてはかなり攻撃的なラバーとなっています