JOOLAから「プラスチックボール対応」を謳って登場したテンションラバー「MAXXX-P」です 高価格帯に位置するラバーですが、FX系の様なソフトスポンジを採用しています その為、プラスチックボールでの打球も非常にソフトで使いやすいラバーとなっていますね
通常の「MAXXX」シリーズのパッケージは文字等が「金」でしたが、この「MAXXX-P」は緑に変更されています これは同じくプラスチックボール対応ラバーとしてラインナップされている「rhhzm-P」も同様で緑系へ文字のカラーは変更されています ラバーの硬度は「42.5°」とこのクラスのラバーとしてはかなりソフトで、非常に食い込みの良いラバーとなってます
ロゴはやや大きめですがシンプルです 前世代のドイツ系テンションと比較するとトップシートがややツヤが抑えられている質感ですね スポンジはJOOLA社の技術「ミクロポアスポンジ」を採用しているとの事 見た目には気泡の粗いスポンジという印象ですね 打球感は軟らかく、包み込む様な食い込みが特徴で軽い打球でも食い込みます 価格帯的にはトップ仕様に位置していますが、この位置にあるラバーとしてはかなり使いやすいラバーです
シートのグリップ力を前面に出してきている通り、打球時にすべりが非常に少ないのがこのラバーの特徴ですね スポンジの食い込みもあり、非常にボールとの接触時間が長いです ボールを長く捉えている感覚がありますね シートでドライブをかけるタイプではなく、食い込ませてかけるタイプです 弾道は大きな弧線弾道でドイツラバーらしい金属音も良く鳴りますね 回転性能の高さとスピードの出しやすさに加え、「コントロールしやすい」というのがこのラバーの特徴ですかね ボールを限界まで掴まえて弾き飛ばすラバーです この球持ちの良さが好みが大きく分かれる所ですが、弾性の良いドイツラバーを使いやすくしている点は大きいですね 軽い力で確実に食い込ませる事ができる為、食い込ませてドライブを打つのはかなり容易なラバーです 同社の「リズム」等は回転系テンションとしてはシート・スポンジ共に硬いのが特徴の一つとして挙げられますが(スポンジがソフトなものもあります)このMAXXX-Pはどちらもソフトですね
プラスチックボール対応ラバーというだけでなく、高価格帯のドイツテンションとしてみても少しタイプの異なるラバーです 抜群のグリップ力と軟らかいスポンジの組み合わせが、低いボールを持ち上げやすくしていますし、ボールコントロールを高いレベルでやり易くしています 球持ちが良すぎる点で好みは分かれますが、ドライブの威力にかけやすさをプラスしているのはこのラバーのグッドな点ですね グイッとボールに食い込ませて回転をかける事でラバーの特性が発揮されます FX系のラバーにある物足りなさを解決できる打球感や球質は有している印象です ラバーのスペックとバランスは良いのですが、高額なのがネックですね とはいえプラスチックボールの違和感を打ち消してくれる打球感や球持ちの良さ、滑りの少なさ等も魅力ですね トータルバランスの良いラバーです