異なる硬度を3種類ラインナップしているJOOLA社の回転系テンション「rhyzm」(リズム)ですが、この「425」バージョンはシリーズ中、唯一スポンジが異なる物を採用しています ノーマル、375はオレンジ色の気泡が粗いもので、硬度違いという事がわかりやすいですが、この425では「黄色」で気泡が粗いものが採用されています
パッケージはシリーズ共通です 下に「425」というラベルで判別します パッケージ上は分かりづらいですが、ラバーのスポンジカラーが唯一「黄色」なので、すぐに分かります
シートはシリーズ共通で、少し硬めで引っ掛かりの良いシートをしています 最大の特徴はこのスポンジですね 硬度は「425」が示すとおり「42.5度」となっています このスポンジは硬度が若干異なりますが同社の「エクスプロード」とスポンジカラーと質感が共通している部分がので、硬度の調整等を施し、425に採用をしたのかもしれません エクスプロードよりは軽量化と食い込みが良くなっている印象です(エクスプロードは若干硬め 47.5度)
打球感はシリーズ中では最も食い込みと飛び出しが安定している印象です 375はスポンジがソフトなので、シートの硬さが少し目立ってしまう印象を持ちましたが、非常にスポンジの食い込みがよく、回転のかけやすさが特徴的でした この425は食い込みは少し強めですが、食い込みすぎずに反発するので、軽い打球で弾けるラバーです 強く打球するとグッとスポンジに食い込むので、ドライブやハードヒットが打ち分けやすいですね 少しソフトですがあまりラケットを選ばない汎用性の高さも特徴的です ラバーのクセが少なく、弾道も素直ですね なのでクセ球ではないですが、しっかりと食い込ませる事や引っ掛ける事が出来、回転量のあるドライブが可能です 総じて「これがやりづらい」という事が見当たらないラバーです 柔らかめですが、サウンド系のようなボールの軽さは無く、使いやすさがありながら回転量とスピード 両方の性能が高い印象を受けました
若干気になったのが「スポンジの劣化」でしょうか 弾性の劣化が思いの外早いですね ですが性能やコストパフォーマンスを考えるとラバーの耐久性はまずまず といった所でしょうかね 回転系テンションに多いトラブルとして多い「ラバー裂ける・欠ける」という事はほとんどないですね あと少しだけ弾みの劣化がゆるやかであれば、より隙が無いラバーでした
シートの引っ掛かりの良さと食い込み過ぎない硬さ、反発力の強さはシリーズ中最もバランスがよく感じました 軽いタッチでも弾く事が出来、力を加えるとしっかりと食い込むラバーです 反発力の強さと球離れの速さが絶妙で、回転をかける前に飛びすぎてしまい使いづらい というような事がないラバーですね 難しい力加減を必要としないラ バーです ノーマルのリズムが硬く感じる場合やソフトなテンションから少し硬めで威力のあるラバーへシフトする際には425はお勧めです クセが無く回転のかけやすいラバーでし た コストパフォーマンスが抜群に良い事も大きいですね 使いやすさと性能のバランスが良い、優れたラバーです