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木材の質感が素晴らしい
「STIGA EBENHOLZ NCT Ⅶ」

STIGAから登場した「ハードウッドシリーズ」より、上板に「黒壇」を使用したモデル「EBENHOLZ」の7枚合板バージョンです 黒壇をラケットに使用している為、非常に高級感を漂わせるラケットとなっています

 

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この質感、非常に美しいです はスウェーデン製の中でも屈指の質感の高さです ラケットのサイズは「159×149mm」程度ですね グリップサイズは「100×25mm」前後(シェークの場合)です 黒壇というと木材の性質が「非常に硬い」ですが、打球感は思ったほど硬さはなく、意外でしたね
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板厚は「6.2mm」と7枚合板にしては薄目の設計です これにより「しなり」が出てますね 木材ラケットながら非常に弾みが良いですが、打球時にラケットがボールをつかむので回転がかけやすく、打球を安定させやすいラケットです 木材の性質の割に打球感が落ち着いている為か弾道がかなり弧線を描くラケットで、ハードヒット系よりもドライブ系に向く印象でした
この為、意外と「合わないな」と感じたのは「表ソフト」でしたねえ 強打時にラケットがボールを持ってしまうので、弾きづらい印象がありました 個人的にはテンション系のスポンジはソフトすぎたので、硬めのスポンジの方が相性としてはまずまずかな という印象でしたね ドライブを多用するタイプの方はドライブが安定するので、表ソフトのプレースタイルによってかなり好みが分かれそうです

逆に相性抜群なのが、粘着ラバーですね 中国代表クラスが使用するのも納得です 粘着テンションで使用(crack NEW SP) の際には回転のかけやすさに加え、距離が出すぎるほどの飛距離とスピードがありました 木材ラケット中トップクラスの弾みです これでもうちょっと弾きやすいと表にも合わせやすいんですが、しなりが思ったほどあるので、表使用の際には好みが分かれますね 相当な弾みがあるにもかかわらずコントロールさせやすいので、細かな台上等はかなり安定させやすい印象でした

ラケットに重量があるので力のいるラケットですが、弾み・打球感は抜群です 威力面でも文句なしの性能ですね 前陣が主体であれば5枚合板の方が振りぬきやすいですが、力があり、威力を重視する場合は7枚合板の方が重い球が良く出ます 威力で押し切る・一発で打ち抜くボールが打てるのは非常に魅力でした

使いこなすにはかなり力のいるラケットで、これを振り回すとなると筋トレ必須です 特にペン裏面の場合だと非常に重量が上がるので、ラバーの調整等も重要になってきます  STIGAの他の7枚合板に比べると硬めの打球感ですが、ガチガチではなく「木材本来の硬さ」ですね フィーリングと硬さの両立が高いレベルで保たれているラケットです ハードな素材系ラケットの様な響きはないので、特殊素材が苦手な場合はおススメです 高額であることと板の剥がれが他のラケットに比べて剥がれ易い事がネックですが・・・・ 木材ラケットの最高峰であることに疑いの余地はありませんね 外観の高級感だけではなく、性能も最高クラスの木材ラケットです

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