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弾性と使い易さのバランスが秀逸「ミズノ フォルティウスFT5」

高い人気を誇る木材7枚合板「フォルティウスFT」をベースに弾性を確保しつつも使い易さを向上させた5枚合板「フォルティウスFT5」です 一般的な5枚合板と比較して板厚をやや厚めにする事で、良好な弾みと使い易さのバランスに優れたラケットとなっています

  

ブレードサイズはメーカー表記で「158×100mm」となってます サイズは主流となっているサイズですね 形状に関しても特徴的なタイプではないです グリップがやや丸みのあるタイプで握り込みやすい印象です

  

  

板厚はメーカー表記では「6.6mm」となっています 同価格帯の5枚合板の中では厚めですね 7枚合板であるフォルティウスFTは板厚が「6.4mm」となっている為、合板枚数が多いフォルティウスFTの方が板厚が薄い というのは珍しいラケットです 弾性はメーカー表記で「ミッドファースト」となっています グリップサイズはSTグリップで「100×23mm」です 打球感は「ミッド」となっています 少し硬質さはあるものの、弾き過ぎるといったことは無く、回転のかけやすさと弾きのバランスが優れているラケットですね

5枚合板としては良好な弾性が確保されており、飛ばし易さがあります 球離れは早くはないものの少しだけあり、ソフトなラバーで回転をかけた際に掴み過ぎる というのは僅かながらに軽減される印象です 打球感はメーカー表記の通りといった印象で、硬さはそれ程無いですが軟らか過ぎる程でもないです ある程度弾性がある事や打球感のバランスが良い事でラバーの選択肢を多くできる点が最も優れている印象ですね 少しソフトなラバーから硬めのラバーまで合わせやすいラケットです

板厚を厚めにしている割に掴みを損ねていない事から、先述している通り軟らかめのラバーと合わせてドライブの打ちやすさを優先した組合せや、トップ仕様のテンションラバーを合わせる事で威力とコントロールのバランスを取る組合せ等、幅広く対応できる印象です 粘着ラバーは弾性面では厳しいですが、已打底やテンションスポンジ等を採用したタイプのラバーであれば、スピード面のカバーは難しいものの、5枚合板×粘着ラバーとしてはある程度スピード性能の確保は可能です 下がる事は難しいですが、前陣を主体とするプレースタイルで5枚合板の良さを活かしつつ、威力を出せる組合せですね

表ソフトとの組合せではドイツテンション系ではややつかみの強さが目立つものの、掴みを重視したラケットと比較するとラバーの球離れをラケットで掴み過ぎるといったことが無いですが、37.5°の様な硬度ではドライブと弾く打球のバランスを取る組合せといった印象 特にドライブの打ち易さが特徴です 表ソフトの弾道とスピードを優先する場合にはドイツテンション系では40.0°等硬めのスポンジと合わせた方が良いですね 特にスマッシュを重視する場合は硬めのスポンジの方がよい印象です 日本製の硬質なテンションスポンジの方がバランスとしては良いですね 中国系のスポンジでは流石に弾性は厳しい印象 変化系やブロック時の変化等を活かす組合せとなってきます 粒高系で攻撃的なプレースタイルにはテンション系の粒高は弾みと粒の変化やブロックを活かしやすい弾性ですかね 5枚合板としては弾みの良さがあるので、ブロック重視のスタイルよりも打ち込むスタイル向けのラケットといえますね

5枚合板としては弾性の良さがありながら、使い易さもしっかりと確保されている5枚合板です 硬すぎない打球感や程よい弾き等、バランスの良さがあり、使い勝手の良いラケットとなってますね スペック面だけではなく長く使用できるラケットです コストパフォーマンスも非常に良く、軽量なのもグッドです また、幅広いプレースタイルに対応できるので、万能タイプのラケットといえます フォルティウスFTの良さを残しながらより5枚合板らしさを引き出している優れたラケットですね

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