中国最大手の卓球メーカー「紅双喜」から登場しているラバー「G777」です。この「G~」のシリーズは、同社の看板ラバーである「キョウヒョウ」シリーズよりも数が多く、四種類存在しています。この「G777」は他の三種類に比べて価格が抑えてあり「廉価版」のような感じかと思ったんですが、使いやすく、スペックはなかなかの物です
黒を基調にしたシンプルなパッケージです。 名前が大きくどーんときてるのが特徴ですね~ このラバーのシリーズは「G555」から始まり、「G888」までとなってます。 「G666」はグルー時代に「王皓」も使用していたようで、中に入っていたミニカタログのよな物にそのことが書いてありました。「G888」は代理店でもある「ニッタク」からスポンジの違う二種類が登場しているので、結構知名度が高いラバーです
見た目はよくある「強粘着」です。 従来の粘着の若干の改良を加えたのかな~ という感じですね。打ってみると、最初は思ったより弾まず「昔ながらの粘着」ぽさが漂っていましたが、数日おいて使用すると徐々に弾みが出てきます。 最近の「粘着テンション」ほど弾みはないですが、使いやすく、非常に「粘着ラバーらしい粘着ラバー」という感じがしますね。
打球感は硬めですが、ものすごく硬いというほどではなく、粘着にしてはボールの持ちやすい打球感をしていますね。そのため、ボールコントロールのしやすい粘着になってます。球離れはそれほど速くなく、しっかり打って飛ばす必要のあるラバーですね。 前陣で早い打点で連打する際には飛びすぎると扱いが難しくなるため、このくらいの弾みのほうが、早い打点での連打はやりやすいですね
粘着=回転という常識が「粘着テンション」によって最近は若干薄らいでいる感じもしますが、このラバーはガッツリ回転をかけることが可能になってます。スピードはそれほどでないですが、強力な回転性能がそれを補っている感じがしましたね。カットでも使用しましたが、弾性がそれほど高くないため、扱いやすかったようでした。ツッツキ等もそうですが「回転をかける」ことで、このラバーが活きてくる印象が強かったですね。
最近、中国ラバーも非常に高性能で品質も良い物が登場してきており、フツーの粘着ラバーが影を潜めておりますが、使ってみると前陣での操作性はこちらのほうが間違いなく上ですね~ 当てたら飛ぶような暴発系のラバーはコントロールにも苦労しますので、このような通常の粘着ラバーを使用して台上等の小技が安定してくると無理なく打球できるのではないかと思います。 「キョウヒョウ」や「テンキョク」もそうですが、やっぱココのメーカーの粘着はいいですね~ 「バランス」なら「キョウヒョウ」 「スピード」なら「テンキョク」 「つかいやすさ」なら「G~」と、粘着でも様々な選択肢が広がります。 さすがは「紅双喜」ですね~ d(>_< )