既に日本市場からは撤退し「平成29年12月末日」を持って、日本卓球協会公認からは外れてしまう、世界最大規模の総合スポーツメーカー「adidas」がラインナップしていた、ソフトタイプのドイツテンションラバー「R6」です ラバー自体は食い込みの良さが特徴で、回転のかけやすいタイプですね スペックはややスピード寄りです
パッケージは表面右上の「R6」の文字がグレー系の為、前期ロットです 後期のタイプはラバーによって文字にカラーが付いています(R6はグリーン系) パッケージデザインは基本的にこのタイプで、後に登場する「TENZONE ULTRA」辺りから、デザインを変えた物が登場してきます
R6は「ソフトなシート×ソフトなスポンジ」といった構成のラバーで使い易さを重視したタイプのラバーとなっています 質感はドイツ系特有のツヤのあるシートで綺麗です スポンジ硬度は「37.5°」となっています シリーズとしてラインナップされる硬度違いで最もソフトなタイプのラバーでは「40.0°」としてラインナップされる事が多い為、非情にソフトなラバーである事が分かります プラスチックボール時でもその軟らかさは健在で、球持ちが非常に良いですね
スペック表記ではスピードが「9」 スピンが「8」となっています テンションラバーなので、スピードは程々に出ますが、軟らかさの関係で「回転のかけやすさ」の方が特徴的ですね 弧線の作りやすいラバーといった印象です 軽い打球でグッと食い込み、気持ちよく飛んで行ってくれるので打っていて楽しいラバーです 回転はかけやすいですが、回転性能は高い とは言い辛いスペックですね 食い込ませて回転をかける打ち方で回転のかけ方を身に付けるには丁度良いかな といった印象です
テンションラバーへの移行を前提とした というよりは「気持ちよく打ちたい」というタイプのラバーですかね 系統としてはbigslamとかに当てはまります bigslam系のラバーと比較した印象ではスペック的に厳しいですね 特に回転性能は顕著です シートの性能差が大きく出ていますね これでコストパフォーマンスが抜群であればまだ妥協できたんですが、スペックの割にはかなり高価でコストパフォーマンスが非常に悪いと言わざるを得ない価格だった為、全てにおいて厳しい印象でした 使い易さだけで言えば悪くないラバーです 後発のTENZONE等は他社のトップ仕様に迫るスペックは有していましたが、このラバーや硬めのスポンジやシートを採用した「P」シリーズ等は価格の割にスペックが他社よりも後れをとってしまっていた印象ですね