老舗国内メーカー「アームストロング」の看板ラバーでもある「アタックエイト」には数多くの種類がありますが、メーカーとして明確に「エネルギー内蔵」を謳ったアタックエイトとしてはこの「EX・X」が初となります 後発ではハードスポンジタイプの物もテンションタイプとして登場しています
アタックエイトのパッケージはすべて同じで、シール等でラバーを判別する事になります EX・Xの硬度はメーカー表記で「40度」です これは通常のアタックエイトと同じ硬度ですね EX・Xで謳われるのは「エネルギー内蔵シート」で「スポンジ」に関するテンションの記述がない為(48度・50度には硬いテンションスポンジという記載あり)シート単体にテンションをかけている様ですね 実際にEX・Xの「OX」も存在しています
粒の配列や形状はノーマルと同じですね 縦目で台形+円柱です 右端にある「EX X」の文字で違いが分かるようになっています 写真で縮みが確認できる様にシートのテンション効果が高いですね 尚、EX・Xの粒は「M」のみとなっています 打球感はプラボール移行後もかなりソフトな印象ですが、ノーマルと比較すると弾性面では差は出ていますね
主にノーマル版と比較していきます 弾性はEX・Xの方が前述していますが、アップしています 特に食い込んだ後の飛び出し方や飛距離・スピード等は大幅ではないですが確実に体感できる程度のスペックですね 共通する部分がかなり多いので、アタックエイトの打球感を変えずに攻撃性をアップさせる事が容易になっています シートの完成度が非常に高いラバーでもあるので、アタックエイトの特徴でもある「ナックル・変化」はこのEX・Xでも健在ですね 変化性能を潰さずにスピード面でのスペックアップに成功しています 回転性能は変化系としては良好で、一般的な変化系と比較してみても回転はかけやすいラバーです とはいえあくまで「回転系としては」ですので、ハイスペックではないです クセ球が出しやすい割に使いやすいという点もこのシリーズの特徴ですね 中国系の半粒と比較をするとその違いは歴然です 半粒としてはかなり高額なラバーとはなりますが、得られるリターンは大きいラバーといえますね
通常版の方で弾性に不足がある場合はEX・Xで解消は出来ますね 弾性アップにより大幅に打球感やラバーの特性が変わらない点も大きいです 変化ブロックと強打のバランスが取りやすくなっています フォアでの使用はスポンジが軟らかすぎるので、攻守のバランスを取るプレースタイル向けですかね ハイスペックな変化系表です ネックは価格がやや高額な点ですかね それ以外は半粒としては完成されているラバーの性能向上版でクセも少ない為、半粒を試しやすいラバーといえます ベースが既に完成されているラバーに改良を加えて、更に半粒としてのバランスを高めたラバーですね