中国メーカー「TUTTLE」から長くラインナップされている裏ソフトラバー「国套」 バージョンが新しくなる毎に当初の様な「強粘着」な中国ラバーではなくなり、非粘着に近い中国系テンションへ変化していっています 今回のバージョンでは球離れの早く、直線的な弾道のラバーとなっています
真空パック+皮膜無し内蔵已打底 というのが今回共通している国套です パッケージは相変わらず極シンプルです このパッケージ 他の国套シリーズとの違いが分かりにくい為、注意が必要です 裏面には国套のバージョンやシールで硬度、厚さは掲載されています
ラバーの質感は良く、ザラッとしたシートが特徴ですね 粘着は殆ど無い「微々粘着」という印象です 同シリーズの「国套Ⅱ」では「微粘着」となっているので、微粘着でも良い かな という様なシートですね ラバーのスペック自体も似ている為、違いが分かりづらいラバーでもあります 打球感は硬度が「36度」ということもありかなりソフト 中国ラバーらしさは皆無です ですが食い込んだ後にラバーが潰れずに弾き出してくれる為、飛ばしやすいラバーです 球離れが早いですが、食い込ませやすいラバーなので、打ちやすいですね
弾性は已打底内蔵という事で中国系のテンションラバーとしては高い弾性を有しています 弾道は直線的ですが、前述したスポンジのソフトさがある為、コントロールのしやすいラバーです シートで回転をかけるタイプではないラバーですが、このスポンジであれば食い込ませるドライブは容易です 回転性能は高いスペックではないですが、スポンジによるスピード性能が特徴ですね スピードが出しやすいラバーなので、強打主体のプレースタイル向けですね
シリーズ初期と比べると強粘着ラバーではなくなっていますが、スピード性能はかなりアップしています 今回の「国套Ⅳ 快攻」では、より特徴がはっきりとした印象ですね ただこれは「国套Ⅱ」にも言える事なんですが・・・ このラバーの良さとしては36度と言う非常に軟らかいスポンジでありながら、潰れすぎて飛ばしづらい という事がない点ですね スピード性能も良好です 粘着が殆ど無い(粘着の様なものが微かにあるものの、擦れるほどではない)為、バック用としても使いやすいラバーです 軟らかさと弾きやすさがある+従来型の已打底の様に重量が増加しない というのも利点でしょうかね ネックはやはり回転性能ですね スピード型と割り切るラバーです とはいえコスト面等を考慮すると良いラバーではありますね 中国ラバーのテイストはかなり薄くなっていますが、軟らかく飛ぶラバーとして変化していますね