中国代表としてオリンピック金メダルに輝いた「馬琳」選手自身が使用し、その名を冠するラケット「馬林エキストラオフェンシブ」のシェーク版です コンパクトなブレードと細身なグリップ 硬質な打球感が特徴のスウェーデン製ラケットです
シェークのブレードサイズはメーカー数値で「157×150mm」 グリップの長さは「100mm」となっています また、グリップの幅は記載されていません 簡単な計測ではティモボルALCとほぼ同様で約24mm前後です こちらの方が少し丸みがあるように感じますね
ブレードのサイズは公表値で「6.0mm」と平均的な板厚 重量も「85±」とスペック的には良く見かける数値です 合板合成はベーシックな5枚合板ですが上板が硬質なので、反発がよく少し硬めとなっています タイトルにも書いていますが、細身で丸みのあるグリップでフィットするグリップですね しっかりと握れます
ラケットにクセが無いので使いやすさは抜群で、5枚合板の操作性やバランスを保ちながら弾性をアップさせています 5枚合板のスウェーデン製ラケットは多くが打球感がソフトでしなりの強い物が多いですが、馬林エキストラオフェンシブは弾いててくれる為、表ソフト等とも合わせやすいのが特徴ですね シェーク版はブレードもコンパクトなので、前陣での切り返しがやりやすいのもグッドです 5枚合板で弾みが物足りない場合や球離れを求めたい場合にはこのラケットはお勧めです 特にテンション系の様な弾むラバーとの組み合わせのバランスが良いですね 粘着系の様なスポンジの硬いラバーは少し硬めに感じてしまう所がある為、硬度を下げる事でバランスを取った方がよい印象です ラケット自体が若干硬質なので、この辺りは修正が必要ですね
スウェーデン製独特の打球感に硬さがプラスされている為、代表的なスウェーデン製5枚合板である「オールラウンドエボリューション」等のラケットと比較するとかなり硬質に感じてしまうかもしれませんが、打球時にはしっかりとボールを捉えて弾き出す所は流石スウェーデン製 といった所ですね しっかり回転をかけることが可能です ラバーとの組み合わせ次第で様々なプレースタイルに対応できる万能性も特徴として挙げられます 非テンション・粘着系では流石に弾みが厳しいですので、主力となる組み合わせはテンション系ですね
馬林シリーズのベースとなるラケットで、このラケットを軸に弾みを加味したい場合は「エキストラスペシャル」やインナー仕様である「カーボン」ソフトカーボン仕様の「ソフトカーボン」等、好みに近い用具を選択できるのも魅力ですね このシリーズだけで微妙な打球感の調整が出来るので、大きくラケットを代える必要が無いです 適度な弾みと操作性がレベルを問わず長く使えるラケットです ペンの偉大な選手が使用している為「ペン向き」ととらえられそうなラケットですが、ラケット自体が非常に優れたラケットです