ドイツメーカーである「DONIC」からラインナップされている粘着ラバー「66GS」です グルーOKの時代には契約選手の使用実績があるラバーですが、ノングルーでは少しだけ強めの粘着にソフトなスポンジを搭載したラバーの為、使いやすさが目立つラバーとなっています
パッケージは黒と紫を使用した抑え目ながらも目立つデザインとなっています 紫×黒というカラーはDONICでは度々採用されているカラーリングで、現在の「青」を前面に推している同社のイメージとは異なっていますね
粘着ラバーでは度々見かけますが裏ソフトでは珍しい横目ですね シートの粘着は微粘着よりやや強めでペタペタとしている印象です 粘着は比較的均一が取れており、中国製としては一定の品質ですね ベタベタでムラが強い、安価な中国ラバーよりは品質面は優秀です
打球感は粘着系の中では軟らかく食い込ませやすいラバーですね ガチガチではないので一般的な硬い非テンション系中国ラバーと比較すると打ちやすいですが、反発がそれ程強くは無いです 非テンション中国ラバー~高弾性程度 といった所ですかね ラバーのスペックがメーカー表記で「9-」なので、ここは表記どおりといった印象です グルーであればさらにソフトで弾性が増大するので、回転がかけ易くはなりそうですが、ノングルーでは粘着ラバーにしては程々な弾み ですかね
回転性能はメーカー表記では「9」ですが、これは粘着の効果が高いとはいえないので妥当ですね 早い打点で擦ると滑ってしまうような事があった為、擦って打つラバーではないです スポンジに食い込ませる+粘着効果 といったタイプのラバーで、食い込ませる事で粘着が補助してくれる様な印象でしたね
粘着の「摩擦」が使いづらいので、台の中で打球する際に結構落球が目立っていました 早い打点で薄く打つ打球よりは少し打点を落として食い込ませた方がこのラバーは向いていますねえ しっかりと食い込ませる事でこのラバー本来の球が出ます なので中国ラバーの非常に早い打点より、やや下がり目で打ち合うよう展開に強い印象でしたね 球離れが早いラバーではないので、食い込ませる事は難しくないですが、非テンションなので反発は厳しいラバーです
ノングルーの状態ではやや厳しいスペックですが、粘着の割にはクセが少ない事や打ちやすい事がグッドです 後はもう少し粘着が強くても良いように感じますね 粘着ラバーにしては少々回転量が物足りない為、回転量が欲しい所です 中国メーカーの粘着とは違うので、打点や台上・サーブ等の細かな所に配慮が必要となってきます 打ち合いには結構強さは発揮するんですけどねえ ラバー自体はバランスが良いですが、クラシックなラバーという印象ですね 粘着に使いやすさを求める場合はお勧めです