このサイトでは google adsense を利用しています

回転性能重視+クセ球「JOOLA TRONIX ZGR」

近年、日本市場ではラージボール用の用具や別競技である「ピックルボール」の方で知名度があるドイツメーカー「JOOLA」ですが、硬式の方も縮小傾向ではあるものの、展開しています また、日本市場においては「松平賢二」選手と契約を行う等、やや精力的となっている様です このTRONIXシリーズは新たに登場したシリーズで2025年7月現在、日本市場では3種類程度ラインナップされています 「TRONIX ZGR(トロ二クスZGR)」はトップ仕様に位置付けられているラバーで、56°という高硬度のスポンジと硬質なシート そして重量のあるラバーとなっており、強い打球で回転をかけるタイプのラバーとなっています

  

パッケージは黒×新しいロゴが金、全体的にホログラムの様なものが施されており、非常に目立つパッケージとなっています ややラバーが小ぶりなので、ブレードの大きなラケットに貼る際には注意が必要です JOOLA社のサイトにはスペックシートの様なものはなく、ショップ様に硬度が「56°」というものが確認できる程度なので、おおよそのスペック確認が難しい点がネックです ラバー自体は重量があり硬質ですね ずっしりとした重さがあります

    

ぱっと見は粘着がある様にも見えましたが、実際には皆無ですね 見た目的にはゴールデンタンゴに似ていますが、シートに関してはこちらの方が硬く、スポンジも同様ですね 手に取ってみると差異は大きいラバーです 後述しますが、弾道や回転のかけやすさといった部分でも大きな違いがあるラバーです 反発力が非常によく、飛距離も出る為特に下がった位置から威力を落とさずにドライブを打ち込めるラバーという印象ですね シートのグリップ力は高いもののシート自体の硬さとスポンジの反発や硬質さがある為、回転をかけきるにはパワーが要求されるタイプです グリップさせて強い回転を生むタイプのラバーとしてはこの硬質さがパワーヒッター向けとなっている印象ですね 強い打球でシートにグリップさせる事で僅かに球を持つ感覚が得られるラバーとなってます その為、反発して強烈に飛び出す というのとは少し異なる飛び出し方をする為、独特な球の持ち方や飛び方をする印象です 早すぎるとグリップさせる前にスポンジが反発する、フルスイングで少しポイントを遅らせるとグリップの関係でわずかに遅れて飛び出し、微妙なズレがでてきます また反発力や飛距離が出るラバーなので、前陣よりはやや下がった位置でドライブを打ち合う様なスタイルに適しているラバーですね

弾道は弧線・直線どちらも作りやすいタイプではあるラバーですがかなり硬質でパワータイプのラバー シートでこするタイプではなく掴ませて回転をかけるタイプのラバーですので、ハードタイプのラバーで回転をしっかりと作るにはかなり振る必要がある印象のラバーです その為、軽・中打といった、台上やミドルでのつなぎといった細かな所での回転をかける際にもグリップさせるパワーが必要となり、グリップさせるだけの強い打球が要求されるラバーとなっています 強い打球を打ち合う様な状況では非常に強く、先に書いた通り、下がった位置から威力が落ちる事が無い事や回転をかけ返す際に打ち負ける事が無い強度があるラバーです

パワーヒッタータイプでフルスイングを常に行うようなプレースタイルで特にラバーの特徴が活きる印象ですね 前~中陣で早いピッチで連打する様なスタイル向けでなく、強い打球でドライブをやや下がった位置から打ち合う様なスタイルに適したラバーです スポンジ・シートがともに硬く、回転をかけるには難しいラバーですが、破壊力を重視するには選択肢に入るラバーです また独特の球質でバウンド後にやや滑る様な球質があり、スピード重視のドライブでは伸びるだけでなく少し癖のある球質が特徴的となってます ラバーの性能をフルに発揮させるには難しいですが、フルスイングに見合った威力が獲得できるラバーではありますね ネックとしては情報の少なさと価格ですかね 特に価格に関しては近年のラバーは高耐久性で性能の持続がやや長くなっていますが、このラバーは少し前の世代のトップ仕様ラバーの様で、やや劣化スピードが早いです シートがボロボロになる というような事はないですが、スポンジの反発が落ちるのは早いですね  とはいえ威力を最重視するには非常に優れたラバーで、中国系のラバーとは違った回転性能やクセ球を求めるには優れた裏ソフト といった印象でしたね

tti-labo更新情報はこちらから
PR