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パッケージ統一版 ボールをものともしない健在のスペック「バタフライ テナジー80」

2013年1月21日に発売された「テナジー80」はそれまでに登場していたテナジーシリーズの中では後発のラバーです 登場後瞬く間にトップ選手が数多く使用し、実績も多数となっています 登場時期がプラボール導入の少し前ですが、プラボール導入後もボールの影響をものともせず、優れた性能を発揮しているラバーです

  

導入前は青いカラーリングのパッケージでしたが、統一後はこのようなカラーリングとなってます プラボールとなってからのテナジーはボールの影響による回転性能の減退はあるものの、特徴的な引っ掛かりは変わらずで、回転のかけやすさとスペックは群を抜いたものとなってますね テナジー80ではやや直線気味の弾道ですが、スピード重視で弧線が作り辛い という事は無いです

    

プラボール後に硬質になっていくラバーと比較すると軟らかいですね プラボールの影響は多少あるものの、海外製の50°を越えてくるトップ仕様や同社のテナジーの後に登場したプラボール対応トップ仕様「ディグニクス」等と比べると打球時に食い込みの良さがあります ラバーについては登場後にしばしば見られた、端がボロボロと崩れていく事がこのラバーにはありましたが、ここ最近では端が使用後しばらくしてボロボロになる というのはあまり見なくなってます

プラスチックボールの影響は先述していますが、テナジーとはいえ避けられないですね とはいえシリーズの特徴的でもある引っ掛かりの良さと回転性能・スピード性能のバランスは屈指の性能を有しており、硬くなっていくトップ仕様のラバーが多い中、使い易さと性能のバランスが非常に良いのがテナジー80となってます 打球感も同様でボールの影響が出ているものの、明らかに変わりすぎて使い辛い というのは無く、ボールの変更による影響は少ないラバーです

プラボール対応のトップ仕様として新たに登場したディグニクスシリーズ ディグニクスにも「80」がラインナップされていますが、打球感は当然ですがディグニクス80の方が硬く、飛び出しも早いラバーとなってます(テナジーは36度 ディグニクス80は40度) ディグニクスの方はラバーが硬質に仕上がっており、飛び出しも早い為、回転をかける際にテナジーの様な回転のかけやすさ というのは無いですが、下がった位置からスピードが落ちない点や飛距離が出る点等はテナジーと比較すると圧倒的にスペックが上がっている印象です 回転に関してはより回転をかける意識が要求されるラバーという印象ですね 軽く打球するだけで容易に引っかかる様なシートではないです ディグニクス自体もドイツ製のトップ仕様と比較するとそこまで硬いラバーではないんですが、飛び出しの早さや食い込みが少なく、しっかりと打球して食い込ませる必要がテナジー以上に必要である為、難度がより上がっているラバーですね

テナジーシリーズが登場して15年近く経過していますが(2008年4月21日 05が登場) グルー禁止・プラスチックボールという大きな変化の中でもトップ選手が使用し、現在も中心にあり続ける稀有なラバーです 発売当初は価格が当時としても非常に高価な価格設定でしたが、価格に見合った性能を有しており失敗のないラバーです 残念ながら現在はオープンプライス化によって値上げになってしまっていますが、トップ仕様のラバーとしては軽量で硬すぎない打球感、引っ掛かりの良いシートやグリップ感等、テナジーの持つ大きな特徴はボールによって大きな影響はなかった印象ですね

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