このサイトでは google adsense を利用しています

軽量檜カーボン 「DARKER エスティーム中国式」

檜材を中心としたラケットを展開するメーカー「DARKER」からラインナップされている特殊素材ラケットとしては7P-2Aカーボンと共にロングセラーとなっている「エスティーム」です 7P-2Aが「総檜+インナー」といったフィーリングを重視したラケットに対し、エスティームでは檜+カーボンで中心材は異なる木材を使用する等、ベーシックな構成のラケットとなっています

  

全長はメーカー表記で「235×148mm」となっています グリップサイズが「80×23mm」なので、ブレードのサイズは155mmです シェークの平均的なブレードサイズが157×150mmなので、かなり小ぶりであるラケットです 中国式のグリップはやや細めですが、7P-2A系の様な細めのストレートタイプではなく、一般的な中国式のグリップに近い物となっています

  

  

板厚は「6.5mm」となっており、やや厚さのあるものとなってます グリップはカタログでは7P-2Aシリーズの様に木の素材を活かしたデザインの物が当初掲載されていましたが、実際には同社としては珍しくカラーリングされたグリップとなっています 合板構成は木材5枚+カーボン2枚と構成としては一般的な物となっています

打球感はカーボンラケットでありながらソフトで響きの少ないものとなっていますが、弾性面ではややおとなしめで、「OFF-」程度といった印象です 球離れも際立って早いものではないですね カーボンラケットとしては特有のクセは皆無で打ちやすいラケットです ソフトなラバーとあわせた際に球持ちが長くなる傾向で、中間硬度程度から硬めのスポンジ硬度のものと合わせた方がラケットとのバランスは取り易くなるラケットです カーボンラケットですがカーボンらしさはかなり抑えてあり、インナーラケットに若干の弾きや球離れをプラスしたラケットですね

カーボンラケットですが特徴を上手く抑え込んである為、硬めで弾性の強いテンション裏ソフトと合わせる事が一般的なカーボンラケットと比較すると非常に合わせ易い点が特徴です 7P-2Aカーボンではカーボンラケットの特性は殆ど無く、檜の特徴を最優先したラケットですが、エスティームでは檜の良さを活かしながらもカーボンの特徴もある程度引き出している印象です フィーリングと弾性面でのバランスが良く、硬めで弾性の良いラバーと合わせた際に弾きすぎずに回転のかけ易さを損ねないバランスを取る事が可能なラケットとなっています

表ソフトと合わせる場合にはハードヒットした際にカーボン特有の弾きや球離れは抑えてある点が好みの分かれるラケットなっています 強い打球の際にテンション表ソフトと合わせた場合には軟らかさが目立つ打球感となるので注意が必要です 強い打球で叩きつける場合には硬いスポンジの表ソフトと合わせた方が適している印象です

カーボンラケットでありながら打球感はソフトで響きが少ないので、打ちやすいラケットです 弾性も良くカーボンの特徴を抑えている為、弾みの確保と使い易さが両立されています また軽量で小ぶりなので総重量を抑える事が可能なのは大きいですね これにより中国式では裏面にラバーを貼る際に全体の軽量化が出来る様になります 表ソフトとの相性としては主流であるテンション表ソフトは軟らかいスポンジが多いので打球感がソフトで球持ちが良い傾向の組合せとなる為、好みの分かれる印象です 軽量で使いやすいカーボンラケットですが、ネックなのは檜材の高騰による価格改定が2度程行われ、非常に高額なってしまった事が残念な所です また、ラケットしては際立った特徴を持つタイプでもないので、価格帯を考慮すると選択肢としては入りづらいですね 軽量で使いやすいカーボンラケットですが、価格の面で手に取りづらくなってしまいましたね

tti-labo更新情報はこちらから
PR