現在も販売されている「タキネス」の系譜を受け継ぐラバーとして登場した「タキファイア」をさらに高機能にした「タキファイアSP」です。 このラバーの最大の実績と言えば「シドニーオリンピック」で「孔令輝」女子中国代表監督が使用し、金メダルを獲得したことですね。
紫ががった青と黒がベースになったシックなパッケージとなってます。写真左上に書いてある「シドニーオリンピック金メダル」の文字がキラリと光ってます ラバー自体は「微粘着」ですが、ほとんど粘着はないといってもいいくらいですね。 廃盤になって久しいので、当時を思い出しながら書いていきます
かなり年数がたってますが品質がいいメーカーだけあって、使おうと思えば使えそうな感じが見た目にはします。 当時はグルーイング前提での使用ですので、スポンジは相当劣化してますね。 ラバー自体のスペックは使いやすくて、回転もかかる感じのラバーです。 アニキがカットと攻撃のバランスを取るために使用してましたが、グルーイングした「タキネス系」は使いやすくて、攻守の切り替えがやりやすい、とのことです。回転がよくかかりコントロールもしやすいということで、カット以外にも様々な戦型に対応できることも大きいですね。 小さく振って前陣でのカウンターは「孔令輝」監督が最も得意とするプレーで、「精密機械」と称されるほどのコントロール力と合わさり、中国代表初のシェーク世界チャンピオンにもなっています。
現在は廃盤となっていますが、ソフトバージョンである「タキファイアSP SOFT」が販売されています。 ノングルーでは使いやすくて安定した打球が出来るのではないでしょうか。 こういった「オールラウンド系」のラバーはグルー時代には非常に使い勝手のいいものでしたね。