ITTF管理番号が3桁で登録されている、新しい卓球メーカー「61second」から登場した粒高「WIND FT」です 粒高には珍しい「2.0mm」から打ち出されるボールは、非常にスピードがあり、粒高のイメージを大きく覆しています
肝心の性能ですが、通常の「粒高」のように使用すると非常に弾みすぎて、扱いが難しいラバーとなってます ボールを長く持ってしまうとスポンジの弾性が作用し、弾みがでてしまいます これが粒高の面でなく「表の面」ですね 当てるタイミングによって、性質が大きく異なるので、これがタイトルに書いた「表と粒高の両方の性質」です 変化性能は粒がやや太め都言うこともありそれほど大きな変化は感じられませんが、スピードが非常に出る為、処理の難しいボールが出しやすいラバーです 表ソフト並の軌道で飛びつつ、小幅ですが揺れるので、非常にクセの強いボールにはなりますね
守備的なプレーには向かない粒ですが、打球時にはボールを持たせるようにして打球するとスポンジの弾みが活かせます なので、表ソフトのようなコンパクトに弾く打ち方には適さないですね 接触時間が短いと、スポンジの弾みが活かせずに粒が倒れてしまい、飛んでいかない事がかなり多くありました スポンジの弾性を最大限活かすには「いかに食い込ませるか」がこのラバーは重要になってきます 逆に守備の面ではこの特性を活かして「接触時間を極力短くする」と短いボールの返球は可能ですね かなりタイミングがシビアで難しいですが・・・・ 守備面では表ソフトのショートのようなイメージで厚く当てすぎない事がこのラバーにはあっている印象でした
特徴を掴むのが難しく、慣れるのに時間がかかりましたε=( ̄。 ̄;A 「粒高と表」 両方の使い方をする必要があるので、とにかくコツのいるラバーです すべり等は少ないので、スポンジが薄ければ扱いやすい粒です ペンではかなり難しい印象ですね かなり角度で悩まされました 弾むのでコントロールが難しいですが威力が非常に出るので、シェークのバック用としてはおすすめなラバーですね ボールを抑える事が出来れば、攻撃時には粒高らしくない弾道のボールが飛んでいきます スポンジが厚いので、カットはさすがに厳しかったですね もう少し薄くないとさすがにボールが失速しないです この粒高の魅力はなんといっても「スピード」ですね 扱いは難しいですが、ほかにない特徴を数多く備えたラバーでした