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硬式版と差異が少ない「コクタク クリッター44」

高品質な檜単板ラケットを手掛ける国内メーカー「コクタク」からラインナップされている表ソフト「クリッター」のラージボールバージョンである「クリッター44」です クリッターの良さである「回転のかけやすさ」を活かしつつ、硬式時の打球感の差異が少ない点が特徴のラバーとなっています

 

  

 

パッケージはシリーズ共通でシールのみラバーによって違う という形です これはアームストロング社のアタックエイト等と同じ形式ですね スポンジがクリッター44ではピンク系となっており、ここで判別する事が可能です(クリッターのスポンジはオレンジ系) またスポンジの硬度が明記されているのも特徴ですね クリッター44では「35°」となっています これはラージボール用としては硬めに入る硬度ですが、打球感は硬式版のクリッターに近く、食い込みの良さと飛び出しが早くない点は似ている印象ですね 高弾性でクラシカルなタイプのラバーとなっています

 

  

 

シートは専用設計ではな印象ですね 先述したアタックエイトの様にスポンジでラージ用と硬式用を分けているタイプです 回転性能の高いシートで、ラージボールにおいても良好な擦り易さのあるシートです 弾性は硬式同様にラケットでカバーする必要がある印象 食い込みが強くなっており、ドライブは打ちやすいものの、ハードヒットの際に食い込みが強い為、飛ばし辛さのある仕様になってますね クリッターの特性をラージでも引き継いでいるので、これはクリッターの特徴であるともいえます

 

プラボール時の打球感でもかなり軟らかさと食い込みの良さがあるので、安定性を重視したタイプのラバーとなってます 打ち抜く様なスピードボールは難しいので、ラケットでどこまでスピード性能を補うか という点が重要になってきますね 回転性能やかけやすさに関してはこれはこのラバーの特徴が良く出ている印象です 食い込みの良さもあり、ドライブの打ちやすいラバーとなってます 弾性がかなり控えめなのでブロックやカウンター時にしっかりと振る必要がありますね 止める場合には弾みがかなり抑えられてしまうので、距離が出ないです サーブや台上といった細かな所では意識して強く打球する必要があります

硬式の高弾性ラバーとの打球感の差が少なく、ここが大きな特徴となっています エントリークラスの同価格帯のラバーと比較すると安価で軟らかすぎる事が無く、打ちやすい硬さですね ラージボールでしっかりと回転をかけるには適したラバーです 弾性面はラケットで補う必要はあります ネックなのは安定的な入手が厳しい所ですかね 入手性の難しさがあるので、継続的な使用がしづらい点は大きなネックとなります 硬式との打球感やスペックの差異が少ないラージボール用ラバーといった印象でしたね

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