登場してからロングセラーといっても良い位の期間はラインナップされている中国メーカー「air」の裏ソフト「illumina(イルミナ)」ですが、ロット毎に大きく仕様が変わってしまう為、同じ名前でありながら全く別のラバーとなってしまう事があります 2020年バージョンではここ数年は落ち着いていたスペックがスピードタイプの硬質なラバーとなっており、回転性能を落としてしまったラバーとなっています
パッケージはここ最近はこの明るいデザインの物となってます 非常に目立つパッケージです スポンジ厚はMAXではなく「2.1㎜」ですね スポンジ硬度は「47°」となってます ここ数年のスポンジの中ではかなり硬い部類に入り、弾き出す力の強いスポンジという印象です その為回転をかける事が難しくなっており、後述しますがシートの影響もあって回転性能は減退したラバーですね
airラバー全体に言えるのはこの大きすぎるロゴなんですよね 毎回ですが、ブレードサイズによってはロゴをカットしてしまう可能性があるので注意が必要です デザイン自体は凝ったものとなっているんですが、バランスを取るのにコツのいるロゴデザインです スポンジはこれまでの物とは違い、ザラ付きのある暗めの赤系のスポンジとなっています 重量もややアップしており、プラボールとなって硬いスポンジになってきているプラボール対応スポンジを意識した様なスポンジですかね シートは粘着は少しあり、摩擦が無い訳ではないですが回転性能は厳しくなっています ここ最近のilluminaのシートと比較すると硬質さがあり、使いやすさよりも威力を重視したラバーとなっている印象です
スポンジとシートが硬質なり、弾く力が強いので前によく飛ぶラバーとなっています グリップ力があるタイプではないので、パワーで食い込ませて回転をかけるラバーとなっていますが、回転性能が減退している為、パワーに見合った回転性能ではないかな という印象ですね スピード性能は向上しており、直線的な弾道からくる取り辛さ床のスピード性能は魅力のあるものとなっています 中国系の硬い粘着テンションのテイストが強くなっているんですが、摩擦力がそれ程あるタイプではない上に回転性能が厳しいのはネックですね
ここ数年は硬すぎる事が無く掴みの良いスポンジとシート、やや強い粘着で擦り易くなり、万能タイプの粘着テンションとなっていた感のあるilluminaでしたが、2020年版では威力を優先するあまり、かなり尖ったスペックとなってしまっている印象です 前陣で使うには硬くて弾きの強さが影響するので、少し下がった方がボールを収めやすいですね ただ回転性能がかなり厳しくなっているので、スピードで押していくタイプのラバーとなっています 粘着テンション系としては弾みは良いですが、回転性能を大きく落としてしまっているのは痛い所です 扱いの難しいラバーとなっていますが、スピード性能と弾道に特徴があり、独特の弾道となっているので、ここを活用できると面白いラバーではありますね