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回転性能向上バージョン 使い易さはそのまま
「STIGA GENESISⅡ SPIN M」

スウェーデンメーカーである「STIGA」のラバーは基本的には日本製である事が多く、「中国製」を採用する事は少ないです この「GENESISⅡ SPIN M」では、前作のGENESIS同様にシートのみではありますが「中国製」の微粘着トップシートを採用しており、回転性能の高さを売りにしたラバーとなっています 前作から順調に回転性能を引き上げたラバーという印象ですね

  

前作はairoc astro系の様な暗めの青系をベースとしたカラーリングでしたが、GENESISⅡ SPIN系ではピンクや紫系等で尚且つ光沢のある、目立つカラーリングとなっています スペック的には大幅な進化はないものの、着実にスペックを上げているラバーです(GENESIS スピード:152 スピン:131 コントロール:77)(GENESISⅡ SPIN M スピード:153 スピン:135 コントロール:81) 前作との違いを打った場合、違いをすぐに見分ける事は難しく、回転をかけて違いが分かるラバーとなっていますね

    

前作のスポンジと見た目上では同等ですね 弾性に関しては前作と大幅な差はないです シートの改良等でスペックを引き上げたラバーという印象です シートは微粘着タイプですが、GENESISⅡ SPIN Mの方がより粘着らしさが強まった印象を受けます GENESIS系のミディアムスポンジはそれ程硬さはなく、mantra系と比較すると食い込みの良さがあります 粘着系のラバーとしては軽量で硬さがない事や食い込ませやすいので回転をかけやすいラバーとなっていますね

微粘着タイプで摩擦力もまずまず良好であった前作「GENESIS」ですが、威力よりは回転のかけ易さや安定性に重きを置いたラバーで、物足りなさのあるラバーでした 対してこのGENESISⅡ SPIN Mでは前作の物足りない部分を改善したラバーです 激的とはいえないですが、着実な性能向上が伺えます 特に回転性能に関してはドライブを打った際に差が出るようにはなっています とはいえ中国系の粘着テンションの様な特徴はなく、基本的には使い易さや回転のかけ易さを重視した、前作GENSISの路線を踏襲しています 中国製の粘着性トップシートを採用したラバーとしては回転性能は物足りなく、威力面ではまだ厳しいですが、粘着ラバーらしさが出てきてはいますね

前作と比較すると性能は良くなっていますが、同価格帯のラバーと比較するとやはり威力面では一歩譲るスペックです 弧線弾道や回転のかけ易さ、シートの摩擦等、粘着的な良さは備わっていますが、安定性を重視したラバーという路線ですかね 後発のmantraシリーズが個性が強いものの威力面では優秀です 違うラバーの路線としては存在感のあるラバーではあります 厳しいのはコストパフォーマンスにやや割高感がある事や前作と比較して明らかな性能向上ではない という所ですね  よくはなっていますが「Ⅱ」としてラインナップするには物足りない印象でした 回転のかけ易さや程良い弾み、弧線、クセの少なさ等、安定性を重視する場合には良いラバーではありますね

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