プラスチックボール対応ラバーとして登場している「rhyzm P」をベースに、威力と安定性を重視したラバー「rhyzm tech」です 軟らかめのスポンジとしては反発と食い込みのバランスが良く、回転のかけ易さが特徴となっています
rhyzm シリーズは黒をベースにしたパッケージが多いですが、rhyzm techは光沢のある銀をベースに下パッケージとなっており、シリーズとしては非常に目立つパッケージとなっています スポンジ硬度はベースとなっている「thyzm P」が45°であるのに対して、42.5°と軟らかくなっています とはいえ食い込みが強すぎる事はなく、食い込みの後の反発力が良い物となってますね
シートはややツヤのあるタイプですが、ドイツラバー特有の強い光沢を放つ物とは質感が異なっています スポンジは白色系で気泡の粗いタイプですね 従来のrhyzmシリーズのシートと比較すると硬さは抑えられ、スポンジとのバランスが良い印象です rhyzm Pの方がグリップ力の強さが印象的でしたが、rhyzm techではグリップ力とスポンジの弾きのバランスが取られており、ドライブと弾く打球がやりやすいタイプですね 使い易く威力の出しやすいラバーという印象です
rhyzm Pが強いグリップ力と弧線の強さ、回転性能の高さを発揮し、ドライブの安定性と威力が非常に優れたラバーでしたが、rhyzm techではトータルでの使い易さと威力のバランスをとっている印象です 良好な弾性と食い込んだ後の球離れが42.5°のスポンジとしては良いものとなってます ドライブや弾く打球どちらも安定させやすく、強い力を必要とせずにスポンジに食い込ませる事ができます シートが硬すぎない事で掴ませやすいので、回転のかけ易さや引っ掛かりの良さを体感できるラバーですね rhyzm Pはスポンジとシートの特性から食い込ませて回転をかける事で威力を発揮するラバーですが、thyzm techではソフトなスポンジと軟らかめで引っかかりの良いシートの関係から汎用性が高く、打ち方を選ばない印象ですね
使い易く何でも出来るタイプのラバーで、良好な弾性とスポンジ硬度の割には球離れの良さがあり、安定性と威力のバランスが非常に優れています 食い込ませる事で強烈なグリップ力と回転性能を生み出すrhyzm Pに対して、rhyzm tech ではシートの引っ掛かりが程よくあるので、引っ掛ける・食い込ませる打ち方どちらでも打球しても回転のかけ易さがありますね 回転性能に関してはrhyzm Pが優れていますが、rhyzm techのトータルバランスは魅力ですね フォアで使うには少し軟らかさが目立つものの、42.5°のラバーとしては軟らかすぎず、弾性の良さが特徴です これにより威力面では同程度のスポンジ硬度の中では優れていますね
非常に使い易さと威力のバランスが良いですが、ややコストパフォーマンスがよろしくないのが残念な所ですね トップ仕様と同価格帯のラバーなので、どうしても比較の対象にされてしまうのは厳しいところです ですが安定性を重視しタイプで非常に使い易さがありながら、威力面でもスペックが高いラバーです