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プラスチックボール対応スポンジを搭載して登場
非常に食い込みが良い
「紅双喜 テンキョク3-60」 37度

紅双喜を代表するラバーとして登場している粘着性裏ソフトラバー「テンキョク」は粘着ラバーの代名詞的なラバーにまで認知度を上げている「キョウヒョウ」と比較すると知名度に差が出てきていますが、直線的な弾道と粘着ラバーらしいクセのある球質が特徴的でした プラスチックボールとなり、対応スポンジである「60号スポンジ」を搭載して登場していますが、性質がかなり変わった印象のラバーとなっています

  

プラスチックボール対応ラバーのパッケージからデザインや封入方法が若干変更されています 従来型は紙パッケージ+フィルムでしたが、このテンキョク3-60やキョウヒョウ8等は紙パッケージのみとなってます フィルムは無く、背面にある切り取りを取ってから取り出すタイプに変更されています パッケージデザインは大幅に変更されており、非常に目立つデザインになってますね

  

キョウヒョウ同様にテンキョクも「3」がスピード+回転のバランスタイプ 「2」が回転重視のタイプです 60号スポンジは現在の所「3」のみがラインナップされているようですね(2017年1月30日現在) スポンジ硬度は「37度」で、同社の代表的なスポンジ硬度からはややソフトに仕上げられています

紅双喜の代表的な粘着ラバーのスポンジの大きな特徴としては密度のあるオレンジ系のスポンジが特徴でしたが、60号スポンジは気泡が粗く、食い込みが良くなっている点が最大の特徴です また、かなり軽量化に成功しています 食い込ませやすくなった事で打球感が良くなり、使いやすさが大幅に向上しています 不規則性が無くなり、安定したボールになる印象ですね 「綺麗なボール」になります ここが粘着ラバーで求められる「クセ球」が減退している要因のひとつでもありますが、安定性を大幅に向上させているので、一長一短ですかね

弾道については「テンキョクらしさ」というのはかなり薄くなった印象が強いですね 直線的でスピードが出るタイプ といった従来型のテンキョクではなく、弧線が強めでやや直線的な弾道 といった印象です 弧線が作りやすくなった事で安定させやすくなっていますが、従来型のテンキョクの様な特徴は薄い為、球質にこだわる場合がシフトが難しい印象のラバーとなってしまっています

従来型のテンキョクと比較すると「らしさ」は減っていますが、60号スポンジによる球持ちの良さや未打底としては弾性のアップも出来ていますし、キョウヒョウとは異なる球質に安定性をプラスするならこのテンキョクは選択肢に入ってきます 軟らかめなので、特殊素材系ラケットと合わせ易いのも利点です 軟らかさの割にはハードヒット時にも潰れて掴み過ぎる事が無いので、トータルバランスとしては良いラバーです ただ、粘着特有のクセ球などがなくなっているので「個性」を抑えて「安定性」を大幅に高めたラバーですね

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