ダーカーというと「加工檜単板」である「スピード」シリーズ 総檜合板「2A」シリーズ そして表ソフトと抜群の相性を見せる「アクアブレード」がシリーズ化されています この「アクアブレードスペシャル 丸型Ⅰ」は反転式となってます アクアブレードの特徴としては硬めの打球感 球離れ 高い反発力ですね
ラケットのサイズはグリップ込みの全長が「244mm」 ラケット側面が「141mm」となってます(メーカー等調べ) グリップサイズが「84×16mm」なので、ブレードの長さは「160mm」ですね 中国式バージョンとの違いは「板厚」で、アクアブレードスペシャルの方は「6.8mm」とごく僅かですが、板厚が薄めに調整されています(中国式は7mm) シェーク版のアクアブレードαは「6.5mm」ですから、シリーズとしては中間的な厚さですね ブレードの形状に合わせて、調整されています
反転式は基本的に軽量なものが多く、軽めの中国式と遜色ない重量をしているアクアブレードスペシャルは両面貼ると、重量関係が最大のネックです また、グリップが通常時ではコルクの部分が厚い為、大幅に削る異なる場合が多いですね グリップ自体は太すぎず、細すぎず といった印象です ブレード形状は丸型のみとなってます
アクアブレード系は登場時期が新しい「α」を除いて、ロングセラーとなっています 檜を使用しているラケットなので、近年の檜の高騰の影響を受けて若干価格が上がってしまいましたが・・・ プラスチックボールでの打球はやはり硬さが際立ちます 弾きの良さはありますが響きは比較的抑えられている印象ですね ガチガチではないですが打球感はハードです 弾性は反転式というカテゴリーの中では屈指で、非常に高いスペックを有しています ラケットの硬さや反発力 そして球離れの早さから来る、直線的な弾道が魅力のラケットです この特性が表ソフトとの相性が抜群である という理由ですね
表ソフトとの相性は際立って良好ですが、ハードスポンジタイプよりはドイツテンション系や軟らかめの日本製等の方がラケットのバランスが取りやすいですね 硬いタイプは硬さが目立ち、打ちづらい印象です 適度な食い込みと反発力を持ったラバーの方が、ラケットとの相性は良いですね ドライブを多用する場合は特にラバーの硬さとのバランスに注意する必要があります
表ソフト以上に難しいのは裏ソフトとのバランスで、ラケットがどうしても強く出すぎる印象ですね 特にプラスチックボール時ではそれが顕著です 中間硬度(ドイツ系であれば、45°程度)の物であっても弾きが強いので、食い込みと球威のバランスが難しいですね 軟らかいタイプを使用すると球質面 硬くすると打球感 アクアブレードでの裏ソフト選びは打球感とボールの飛び方のバランスがシビアです ラケットの特性が球離れの早さと弾道が前面に来るので、この弾道を活かしながらも回転のかけやすさを追求する様なラバーを選ぶ方が良いですね 弧線に拘ると、ラバー選びが難しくなる印象でしたね
表ソフトの特性を最大限活かすラケットというのは間違いないですが、反転式となった事で、反対側に何を貼るか という選択肢がある事が大きいですね 反転式としては重量がある事がネックとなってくるので、ラバーの厚さ調整等で重量を抑える事がベターです プラスチックボールとなった事で、硬さがより目立つ打球感ではありますが、硬質な特殊素材系ラケット特有の硬質さや響き程ではないですね ラケットの特性が前面に出ている為、ラバーを選ぶラケットではありますが、反転式としては抜群の攻撃力を誇るラケットです