特殊ブレード形状が最大の特徴 弾きと掴みのバランスタイプ
「JOOLA アルデンテカーボンエルビー ローター式」

ラージーボールにいち早く理解を示し、積極的な用具開発をおこうなうドイツメーカー「JOOLA」から登場している、ラージボールトップ仕様ラケット「ALDENTE CARBON LB」の反転式バージョンである「アルデンテカーボンエルビー ローター式」です 最大の特徴はメーカーが謳う「インパクト時にラージボールの変形を最小限に抑える特殊形状」となっており、特殊なブレード形状をしている事ですね アシンメトリーなラケット形状となっています

  

ブレードサイズはメーカー表記で「166×145mm」となっています 形状は角丸タイプのみですね 一般的な角丸型と比較するとやや右側が膨らんでいる事以外は大幅なサイズの差は無いです その為、ラバーの流用はメーカー次第ですが可能ですね 写真で分かるとおり、右利きが握る場合には膨らんだ方が上に来ます 打球感はカーボン系としては比較的軟らかいタイプですが、インパクトした時に硬質さもあり、カーボンらしさと掴みの良さのバランスを取った打球感という印象です 球離れはそれ程早いタイプではないですね

  

  

グリップサイズはメーカー表記で「84×21mm」となってます 少し細目ですが反転式としては平均的な印象ですね コルクがフラットになっているので反転しやすいグリップです 板厚は「5.5mm」と、ラージボール専用設計のラケットとしてはかなり薄めとなっています ラージボール専用で弾性に優れるラケットの多くは上板のすぐ下に特殊素材を配し、板厚が厚い物が多い傾向にありますが、アルデンテカーボンエルビー反転式のケースでは硬式用の様な設計で飛距離やスピード性能を維持しているラケットとなってます 平均重量が「74g±」と軽めで両面に貼った場合でも振りきれる重量に抑えられる点も良いですね

打球感はカーボン系としては比較的軟らかいというのは前述したとおりですが、強く打球した時にカーボンの特徴が出てくる為、掴み重視のラケット というものではないですね 掴みの方が特徴としては強いものの、掴みが強すぎて飛ばしづらい という事は無いです 「25°」程度のスポンジ硬度を採用したラバーと組み合わせると、掴みの強さはあるものの、強い打球時にしっかりと飛距離を出せるラケットですね 反発力やスピード性能を重視した板厚厚めのアウタータイプではないので、飛ばす事やスピード・弾道等を優先するタイプのラケットではないです 回転のかけやすさと飛距離・スピードをバランスよくアップさせる組合わせとなる傾向ですね 硬式時のスタイルとしてはラリーを中心に組み立てるスタイル向けの組み合わせとなる印象です

硬式時に表ソフトで強打を主体とする様なプレースタイルをこのラケットで行う場合には「30°」以上のスポンジ硬度の方が適している印象ですね 25°では掴みの強さが強く出るため、スポンジが硬く、球離れの良い物が適しています 軽い打球ではカーボンの特徴は強く出てこないので、小技がやりやすく、台上やサーブ時に弾きすぎて扱い辛い というのが無いのは良いですね 強打時にはカーボンの硬さや弾きが出せるラケットです

際立った弾性を有したラケットではないですが掴みと弾きのバランスが良く、ラバーを選ばないタイプのラケットです 硬式からのプレースタイルで移行する場合には裏ソフトを使用しているプレーヤー向けのラケットですが、球離れの早いスピード重視で硬質なスポンジのラバーと組み合わせる事で、表ソフトとの相性も良好なラケットとなってます 汎用性の高いラケットに仕上がっている印象です 総合的なバランスの良いラケットですが、ネックとなるのは専用設計の特殊なブレード形状 これは「右利き」には良いですが左利きの場合は反転してラバーを貼る必要があります 表面と裏面で合板の構成が違うラケットではないので特に問題は無いですが、専用設計ゆえの問題は多少なりとも出てきます この問題以上にネックなのは手にとりづらい状況にある ですかねえ スペック的には攻撃的な反転式は少ないので貴重ではあるんですが、なかなか見かける事が無いのが厳しい所ですね コストの面でも高価格帯に入るラケットなので、選択肢に入りづらいです とはいえ非常にラケットのスペックは良く、幅広いプレースタイルに対応できるラケットではありますね