選手モデル中 最も著名な一本
「DONIC WALDNER SENSO CARBON」 中国式

卓球界のスター「J.O WALDNER」選手使用モデルとして知られている「WALDNER SENSO CARBON」(ワルドナーセンゾーカーボン)の中国式バージョンです 木材のフィーリングを保ちながら、カーボンの特徴を打球時に備えているインナー仕様のカーボンラケットとなっています

ワルドナーセンゾーカーボン中国式  ワルドナーセンゾーカーボン中国式 (1)

ブレードサイズは162×150mm(中国式) グリップサイズは82×24mmとなっています 板厚は「5.6mm」と特殊素材を搭載したタイプではかなり薄めですね このサイズ以下の特殊素材系は極僅かです(チタニウム5.4WRB等) 合板構成は5枚+カーボン2枚というベーシックな構成ですが、カーボンが内側に配置されている為、フィーリングを重視した設計となっています

ワルドナーセンゾーカーボン中国式 (2)  ワルドナーセンゾーカーボン中国式 (4)

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ラケットの平均重量は多少差がありますが「85~80g前半±」程度ですね 素材系の中では軽いラケットです また、珍しく合板に使用されている木材が過去に雑誌に掲載された事もあり、ラケットのスペックはかなりオープンになっていますね センゾーカーボンに使用されている板は上から「リンバ・リンバ・カーボン・アバチ」となっています 特殊素材が中心による為、カーボン独特の硬さは軽減されるラケットですね

打球感は通常の軽い打球ではほとんど木材で打っている感覚です 硬さはそれ程感じず、木材ラケットの範疇に入る程度の硬さですね なのでサイドテープで隠していると分からない位カーボンのフィーリングは無いですね 強い打球をした際にカーボンの特徴が現れるので、このときに初めて「カーボンラケット」という感覚が手に伝わります ですが、カーボンの特徴である「響き」や硬質で棒球になる様な事がほぼ無いので、従来のカーボンラケットとは全く異なるラケットですね インナー仕様という事もありますがそれを差し引いてもかなりフィーリング重視です

また「センゾーグリップ」の影響で、重量のバランスが測定値より軽く感じてしまうのも特徴ですね(これはセンゾーグリップを搭載したラケットに言える事ですが) なのでやや重めの重量であっても、打ってみると振りぬきやすい事に驚きです 重めのテンションラバーが主流で総重量が重くなりがちですが、このラケットは重量の割に振れるので若干の重量増であれば気にならない印象でしたね

スピード性能はメーカー表記で「スピード 8+」とあるように極端なスピード性能はなく、弾性の強さや球離れの良さ というのも従来のカーボンラケットとは違って、適度なしなりと球持ちを備えています インナーに薄めのカーボンを搭載しているので、薄めの五枚合板よりは弾みますから「5枚合板よりもう少し飛ばしたい」 といった微調整でラケットを変更する際にはお勧めですね フィーリングを損ねないのは非常に大きい要素です

ラバーの相性としては主流の日本製・ドイツ製テンションはどれも選ばずに総じて好相性 高弾性は弾性不足ですね 表ソフトはラケット自体が球離れが良いタイプではないので好みが分かれます もう少し高反発で硬質 弾いた際に距離が出ると表ともあわせやすそうですが、やはりオールラウンドなプレースタイルに適するラケットです 少しだけカーボンが顔を覗かせるラケットなので、「素材にあわせるために軟らかめに」といった変更をする必要が無いのもグッドですね 粘着を使用すると結構カーボンらしさを体感できますが、飛ばすにはそれなりのパワーが必要です ノングルーだと飛距離・弾性がやや厳しい印象ですが、粘着テンション+特殊素材の組み合わせは素材系の中ではあわせやすい印象でしたね

カーボンラケットの特徴を極力消して極僅かに残しているラケットです フィーリングを重視するラケットの悩みとして「もう少し弾みが欲しい」という感覚を見事に解消しています 表等の一部を除いてあらゆるラバーに適応できる万能ラケットですね 「反発力」を求める場合にはやはり厳しい印象です プレースタイルが前~中陣をメインにしたヨーロッパのオールラウンドなプレースタイルにはお勧めなラケットです 使いやすく打球感の良さが他の特殊素材系には無い「らしさ」を持っていますね それ程高額でもないので、手に取りやすい価格帯もグッドです トップ選手も使用する非常に優れたラケットです