ドイツメーカー「JOOLA」からラインナップされているテンションラバー「energy」です シート・スポンジ共に硬いラバーや弾性が強すぎる為、コントロールが難しい同社のトップ仕様ラバーと比較すると、使いやすさが特徴のラバーとなっています
現在のパッケージはシンプルですね 旧パッケージはもう少し明るいカラーリングが採用されていました 非常に地味なパッケージという印象です ラバーが若干小さいので、カット用はラケットを選びますね 硬度は「42.5°」となっていますが、ソフトで食い込みの良いラバーです
シートはしっとりとしたツヤのあるタイプです スポンジは気泡の粗いタイプではないですね ドイツテンションとしては珍しい印象です シートの引っかかりはそれほど強くなく、食い込ませて回転をかけるタイプのラバー ですね また、ラバーを保護するシートが付属している点も注目です 細かな配慮はうれしいですね
ラバーのスペックとしては回転量は抑え目ですね 弾性はドイツテンションとしてはおとなしめですが、弾みは良い印象です 食い込みが良いですが球離れもそれほど悪くないので、コントロール性とスピード性能のバランスが良く使いやすいラバーです 同社の同時期のラバーで比較すると、エクスプレス系は弾みが強すぎて使いづらい印象のあるラバーでしたが、エナジーの方は食い込んだ後の飛び出しが極端ではないです エクスプレスほど飛距離は出ないので、プレー領域もやや前寄りですね シートで擦ると結構すべるので、台の中での打球やサーブ等には注意が必要です もう少し引っ掛かりが欲しい所ですね なので打ち合う分には良いラバーといえますが、小さなプレーで回転をかける際に気を遣うラバーです
全体的に使いやすいラバーですが、回転量やスピードがテンション系としてはおとなしいので、ラケット選びが重要になってきます フォア用としてはやや力不足な感は否めないですが、バック用としては食い込みと弾みのバランスが良くなります ドイツ系としては軽量ですし、重量バランスを損ねないというのもグッドですね ネックは回転量がそれ程多くない事やシートの引っ掛かりが弱い事 後は耐久性がそれ程高くない事ですかね 弾性の落ち方はやや早いラバーです 他には価格帯が微妙な点ですかねえ 同社の「リズム」がエナジーよりは安価な為、ポジションとしては難しい位置にいますね 万能ではないですが「そこそこ使えるラバー」としては高価に見えてしまいますね ドイツ系としては使いやすい という印象のラバーですね