用具検証
「CELERO WOOD」×「999日本スポンジ」

薄めの板厚ながら、弾性と弾きの良さが特徴のスウェーデン製5枚合板「CELERO WOOD」と中国代表選手使用等の高い実績を持つ粘着ラバー 999にソフトな日本製スポンジを採用したバージョンの組み合わせを検証・数値化

打球感 4~4.5

CELERO WOODの弾きの良さに対して、999日本スポンジがかなりソフトな物であり、反発力が抑えてあるので、ラケットの弾きが前面に出てはこない打球感ですね 粘着ラバーとしては相当ソフトなタイプで食い込みが強いですが、食い込んだ後の飛び出しが少なく、自力で飛ばす必要のある組合せです 回転のかけやすさと999の特徴ともいえる「弧線弾道」 これを活かす組合せですが、前述している通り、飛ばす事に苦労します

弾性 4

特厚を使用していますが弾性は厳しく、ベースの999との比較で弾む といった程度です 本来の999は中国ラバーの中でもかなり低弾性で硬いスポンジなので、プラスチックボール+ノングルーでは相当厳しいスペックですから、若干改善しているとはいえ、最新型のテンションスポンジ等の「中」などと比較をしても厳しいケースがあります 特に打球後の飛び出しは厳しいですね 軽い打球で気持ち良く飛んでいく という組合せでないです フルスイングして回転をしっかりかけて飛ばす組合せですかね スピードで打ち抜くのは難しいですね 他の組合せ検証で「CELERO WOOD」と「中」のラバーを組み合わせた検証結果と特厚のラバーと組み合わせた検証結果の弾性をほぼ同じにしていますが、ラバーの低弾性が大きく影響している為、このような数値になりました スポンジの厚みに違いはありますが、クラシカルな低弾性の中国ラバーは本当に飛ばないですね ただし「CELERO WOOD」の板厚(5.5mm)でここまで弾むのはかなり健闘はしていますね これが同じ程度の厚さであった場合、さらに弾みは抑えられるので、攻撃的なプレースタイルで使うには厳しくなります

球持ち 4.5

999日本スポンジは食い込みの良いタイプなので、ベースの999と比較をすると圧倒的に食い込ませやすくなっています 食い込んだ後の飛び出しが少ないので、回転をかけた後に飛ばす事が難しいですが、中国系粘着を使いやすくしている という点は大きいです 弾性が極端に低いですが、回転性能は高いので、回転力の高さに回転のかけやすさをプラスしている組合せとなっています CELERO WOODの弾きの良さが発揮されると良かったのですが・・・ ラバーの低弾性と弾きの弱さが木材ラケットの弾きではカバーしきれないかな といった組合せですね

総評 2

木材5枚合板としては弾みや弾きの良さが特徴ではあるものの、その特徴が全く活かせない組み合わせとなっています ラバーの弾性がかなり厳しい印象ですね 999としては弾性は良くはなっているんですが、あくまで「999としては」なので、厳しいことに変わりは無いです 999で弾性を引き上げるにはかなり弾む特殊素材系ラケットを試用するほうが良いです スポンジの軟らかさと粘着の良さはあるので、どこまで弾性を引き上げられるか といった所ですね 回転はかけやすいんですけどね 回転のかけやすさに特化した組合せですが、飛ばす事に苦労します 非テンション粘着×5枚合板といった組合せでは弾性面は総じて厳しいですね テンション化された「999エリートカリスマ」等のラバーであれば何とか・・・ といった所でしょうか クラシカルな粘着ラバーに弾性を求めるのは難しいですが、それでも弾みは厳しいかな といった組合せですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

回転はかかりますし、かけやすい組合せではあるんですが、弾みがかなり厳しいですね これはラバーの特性なので仕方が無いんですが、弾みが圧倒的に足りないです この999はベースの999よりは軟らかくて食い込ませやすいので、硬めの特殊素材ラケットで弾性が強いラケットと合わせて、弾みを引き上げる必要があります その際にこのラバー最大の特徴である「回転性能」を損ねない様にすることが重要ですね 木材系ではちょっと厳しかったですね