用具検証
「Allround wood NCT」 × 「プラウディット」

「STIGA」のロングセラーラケットである「Allround classic」」をベースに弾性や打球感を調整し、よりバランスを重視して仕上げた5枚合板「Allround wood NCT」とミズノトップ仕様ラバーとして登場したドイツテンション裏ソフト「プラウディット」の組み合わせを検証・数値化

打球感 4.5~5

プラウディットが当時のトップ仕様として謳われているラバーとしては硬すぎずに適度な食い込みがある事やAllround wood NCTがソフトなラケットでもある事から、軟らかさが特徴的で響きが非常に少ない打球感となっています プラスチックボールでの打球でこの軟らかさなので、ボールの掴みが非常に良さ特徴といえる組合せですね ソフトスポンジタイプの様な食い込みが強すぎるのとは違って打球時に食い込んだ後、直線気味の低い弧線でボールが飛び出して行きます 打球感の良さとトップ仕様のラバーをコントロールしやすくしている組合せですね

弾性 5~5.5

Allround wood NCTがソフトな打球感で反発力は控えめですが、直線寄りの弾道や反発力に優れ、良好な弾性を有しているプラウディットを扱いやすくしている印象です プラウディットの特徴を損ねずに安定性を確保しています ラケットの弾性が高いタイプではないので、プラスチックボール時では下がった際に飛距離の面で厳しい面はあるものの、ラバーの弾性が良好な為、前~中陣であれば飛距離に関する部分はネックとまでは行かないですね ラケットの反発力を考慮しても、弾性はまずまず良好な組合せです

球持ち 4.5~5

Allround wood NCTはソフトで球持ちが良いラケットなので「弾く」タイプのラケットではない事から、硬めのラバーと合わせた場合でも回転のかけやすさを確保できるラケットです 加えて軽量である為、重いラバーと合わせた場合でも、総重量を抑えられる点がメリットですね プラウディット自体はドイツテンション系としては重量的には重い方ではないので、総重量の面では軽量化が図りやすくなっています ノングルーを見据えて登場したラバーですが、後にプラスチックボールとなり、スピード・回転等が減退していきます プラスチックボール+ノングルーとなってからは、ドイツテンション系はシートが厚く、スポンジと共に硬いタイプのラバーが主流となって行きます プラウディットはベースがスピード寄りのスペックだった為、更に回転性能を減退させることになりましたが、トップ仕様としては硬すぎない打球感や食い込みの良さはプラスチックボールでも良好であった為「回転のかけやすさ」はラケットの特性もあり、非常に良い組合せといえますね

総評 6.5

Allround wood NCTはAllround classic をベースに弾性向上や打球感の調整をしているラケットなので、激的にラケットの性能を引き上げたラケットではないですが、回転のかけやすさを落とさずに少しだけ弾性を引き上げる等、バランスが優れている5枚合板です ここにトップ仕様として登場しているラバーの中では現在でも主流となっているスポンジ硬度(47.5°)を採用している割には打球感が硬くない為、プラスチックボールでの打球であっても、硬すぎずに程よい食い込みを確保できているラバーです 弾道は直線が強いですがドライブ時に低い弧線でスピードのあるボールが打てる組合せですね ラケットの特徴であるソフトなフィーリングと硬すぎないラバーの打球感の影響で、打ちやすい組合せとなっています ラケットがクラシカルな5枚合板なのでやや弾性・飛距離不足な面があり、下がって打ち合うスタイルの場合はやや厳しい為、前~中陣で弾道に違いを出したい場合等には良い選択肢となります が、既にプラウディットはITTFリストからは除外されているので、実戦では使用できなくなっています プラスチックボール時の回転性能は厳しいですが、スピード性能を落とさずに安定性を向上できる組合せとしては良かったですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

スポンジ硬度は47.5°と硬いスポジではありますが、打球感は硬すぎずに丁度良かったですね フォア・バックを選ばない硬さで、弾性を確保しつつも食い込みがよく、回転がかけやすいです Allround wood NCTは軟らかいラケットで反発力もそれ程強いタイプのラケットではないですが、プラウディットの弾道や弾性でスピード性能は維持しつつ、安定性を確保できる組合せです 既にITTFリストからは除外されているのは残念ですが、組合せとしてはなかなか良かったですね