用具検証
「ラージスピア」×「赤マークMAX PZC-SP」

ケブラー素材を使用したラージ用ラケット「ラージスピア」とバランスタイプの表ソフト「赤マーク」に超軟性スポンジである「PZC-SPを採用したラージボール用表ソフト「赤マークMAX PZC-SP」の組合せを検証・数値化

打球感 4.5 ※ラージボール換算

ラージスピアの硬質な打球感を赤マークMAX PZC-SPの特徴である非常にソフトなPZC-SPのスポンジが、打球感に大きくしている印象ですね 硬さのあるラケットに合わせている打球感としてはボールを掴み、確実に回転をかける事が可能になっています この食い込みの強さの関係で、ラケットの弾き出しはかなり抑えられていますが、素材系特有の打球感を抑えながら、木材系では不足している部分を補う事が出来ている組み合わせとなっています 食い込んだ後の反発力がラバー自体のスペックもありますが控えめなので(赤マークMAX PZC-SPのスピード性能はメーカー表記で「8」)振って飛ばす必要がありますね 回転は非常にかけやすい組み合わせです

弾性 4.5 ※ラージボール換算

最も厚いスポンジである「MAX」にアウター系で反発力を重視したラケットと合わせている弾性としてはかなり控えめな印象 その為、少しでも下がった位置から打球するには飛距離が出しにくいですね スピード自体は赤マークの系統は総じて回転性能を重視しているタイプが多いので(赤マーク1-1 PZC-SPがシリーズ中では最速 数値は9-)スピードで打ち抜く というよりは回転をしっかりとかけていくタイプのラバーですが、ラージスピアの反発力が抑えられてしまう程のスポンジの食い込みが驚異的ですね もう少し反発力が欲しい所です 赤マーク1-1 PZC-SPと比較して、こちらの方がスピード性能は抑えられたスペックとなっていますが、スピードだけならそこまで大きな差は無い印象ですかね 差があるのは飛距離や回転のかけやすさが赤マーク1-1 PZC-SPの方が良いかな という印象です 対して赤マークMAX PZC-SPの方が表ソフト的なボールの飛び方をする印象で「表ソフトっぽい弾道」はこちらの方ですかね なのでドライブのかけやすさや弧線を求める場合は赤マーク1-1 PZC-SP 表ソフト的な弾道を求めつつ回転もかけやすい方が良い場合は赤マークMAX PZC-SP ですかね どちらも極端にスピード性能差があるタイプではないですね

球持ち 4.5~5 ※ラージボール換算

これはPZC-SPが大きく作用しているので、PZC-SPを採用しているラバーで硬さが欲しい場合は選択肢が難しくなります ラージスピア自体が硬質で反発力が強いタイプなのですが、そのラケットを組み合わせていてもラケットの硬質さを抑え込んでしまうので、ラバーの特性を活かしつつも反発力や弾きのバランスを取る組み合わせがPZC-SPでは求められる印象ですね 回転のかけやすさは非常に良いので、回転のかけやすさや回転性能を重視する組み合わせですね グニュッとした食い込みの後に緩やかに飛び出すので、高反発ラケットから来る球離れの良さは無いです

総評 5.5

PZC-SPを採用しているラバー全体に言える事ですが、ハードヒット系の技術を多用するには適さないラバーが基本的には多いので、ラージボールでは総じて裏ソフトでドライブ主戦のプレースタイル向けになる組合せとなります これはアタックエイトEX-X PZC-SPも例外ではないですね 強打の際にグニャッと潰れる為「弾く」という事が硬いラケットと組み合わせても難しくなっています 強打を打ち込むには難しい硬さと球離れですね 回転のかけやすさとラージボール時でも打球感の違和感の少なさはPZC-SPを採用しているラバーは非常に優れており、この特性を活かして用具を組み合わせる事になります 今回はかなり硬く、弾きの良いラージスピアと組み合わせていますが、このラケット合わせていてもソフトな打球感は維持されるので、スピードや弾性アップは図りながらも、ラバーの特性である「回転のかけやすさ」はしっかりと意地出来ています ただし、赤マークMAX PZC-SPはベースのスペックがかなり回転性能に特化している為「打ち抜く」といったスピードは難しいラバーです これはスピード性能が若干アップしている同系の「赤マーク1-1 PZC-SP」も同様ですから、ラケットでスピードアップは大幅には出来ないですね 回転のかけやすさ・回転量はラージボールラバーとしては優秀なので、安定性と回転が特徴となります ドライブに関しては硬式からの移行の際に違和感がかなり少ないですね もう少し硬さと球離れ・飛距離が欲しい所です テンション系の様な弾性は厳しいですが、回転のかけやすさや優秀な回転性能は赤マークシリーズにはあるので、ラケットでどこまで底上げできるか といった所ですかね

アリ? ナシ ? 実験者感想

PZC-SP系は回転のかけやすさは抜群にあるんですが、反発力や飛距離が厳しいです 硬式時の様なかけやすさがあり、回転量も良好なだけに何とか反発力や飛距離をカバーしたいのですが、ラージスピアでも少し物足りない印象でしたね ただPZC-SPは回転のかけやすさと回転性能の優秀さが「売り」でもあるので、バランスを取りながら弾性は上げられている組合せではありましたね 個人的にはもう少し硬さや球離れが欲しかったです 前陣で早い打点でドライブを打つには丁度良い硬さですが、もう少し前に飛んで欲しいですね