用具検証
「バトルバルサ」
「999日本スポンジ」1.0

バルサ材を使用したスウェーデン製5枚合板ラケット「バトルバルサ」と中国代表選手使用等の高い実績を持つ粘着ラバー 999にソフトな日本製スポンジを採用したバージョン(1.0 ゴクウス相当)の組み合わせを検証・数値化

打球感 5.5~6

ゴクウス相当の厚さの為、ラケットの特性がダイレクトに出ていますが、999日本スポンジはこの厚さでも食い込みが体感できる点が粘着系のラバーとしては特徴的です バトルバルサの硬質な打球感が手に伝わりますがガチガチな打球感とまでは行かないので、999日本スポンジの食い込みが活かせる組合せとなってます この薄さなのでラケットでそのまま打つ程ではないですが「木」そのもので打つ感覚に近くなります 粘着系でありながら軟らかさを感じることが出来るゴクウス相当のラバーは非常に少ないので、ラケットの硬さが前面には出てしまうものの、打ちづらい という程ではないですね 食い込んだ後に飛び出していく というのは当然ですが皆無なので、しっかり振って飛ばす必要があります ここは大きな特徴ですね

弾性 2.5

非テンションの粘着ラバー + 木材5枚合板なので、弾性は控えめですね 999はテンションスポンジではないタイプは低弾性で硬いという、典型的な粘着ラバーですが、日本スポンジは軟らかい上に飛ばしやすくはなっています ですが「ゴクウス相当」ですから、先述している通り「しっかりと振る」という事が前提です 軽い打球で食い込み、弧線を作れるので、この薄さとしては非常にドライブが打ちやすくなっています 飛距離が出しづらいので力加減が難しいですが、余程フルスイングしない限りは台上でオーバーする様な事は無いので、早い打点で連打していく事は可能ですね

球持ち 4.5

ゴクウス相当の粘着系ラバーと木材5枚合板の組合せとしてはガチガチになり過ぎずにスポンジにボールを食い込ませることが可能 という点が驚きですが、厚く打球すると当然ながらラケットそのままで打っている様な打球感となります この際にボールが食い込む上にスポンジが反発しないので、押し出す・振るといった事が必要になってきます 特にハードヒットした際にスポンジが食い込んでしまい、飛び出してこないので、ハードヒット系に関しては硬い方が食い込みが無い分、ラケットで直接打っている様な打球感にはなりづらい印象です ドライブの打ち易さがゴクウス系のラバーとしては優秀なので、ドライブを中心にした方が適していますね

総評 6

ゴクウス系の粘着ラバーに求められるケースとしては「クセ球」「安定性」が挙げられますが、999日本スポンジの場合はクセ球は控えめです 代わりに「ドライブが打ちやすい」という事が特徴になります この薄さでありながら「食い込み」があり回転がかけ易い為、台上での早い打点でのドライブに威力を発揮します 元々がソフトなスポンジの上に薄い為、強い打球時に容易にラケットにまで到達してしまう所が「木そのまま」で打っているかの様な打球感は仕方が無いですが、この手の組合せとしては「悲観する程飛ばない」とまでは行かないですね ただ先述していますが「強い打球」の際に食い込んだ後、飛び出して来る様なラバーでは無いです なのでしっかりと自力で飛ばす必要があります ゴクウスのなので力加減が難しい所ですね スポンジによる反発は皆無です 硬いスポンジのゴクウスと比較をするとこちらの方が食い込む分、ラケットで直接打っている様な打球感となってしまいますが力加減を調整し、食い込みを活かして回転をかける事で999の回転性能を発揮させる組合せですかね

アリ? ナシ ? 実験者感想

この薄さでも食い込むというのがまずは驚きでしたが「999」はハードなラバーというのが特徴でもあったので、この日本スポンジの軟らかさは「JUIC」ではなく「GLOBE」からラインナップされているのが更に驚きですね 強打した際に木で直接打っている様なカンカンとした打球感は苦手でしたが、軽く振って食い込ませる事が出来、粘着ラバー特有の弧線を作れるのはグッドです 打球感はゴクウスの粘着としてはソフトなので好みが分かれる所ですが、打っていけるゴクウスですね 面白かったです