用具検証 「Rapid Carbon light」×「巨龍 612 サンプル版」 軟

上板をアユース材に変更した軽量カーボンラケット「Rapid Carbon light」と強烈な変化性能が特徴の半粒ラバー「612」の性能そのままに調整が施されたバージョンの組合せを検証・数値化

打球感 5.5

612のサンプル版はスポンジ硬度が軟となっており、かなり軟らかめのスポンジではありますが、Rapid Carbon lightのカーボンの特徴が強く出ている組合せの為、カーボン特有の響きや硬さがブロックやレシーブの難度を上げている印象ですね 強みである変化性能を活かすにはシビアな組合せです 面白い点としては厚く当てるとラケットの先の通り、カーボンらしい飛び方や弾道をしますが、612サンプル版の軟らかい粒を倒す事で修正が可能です が、当て方がシビアなので少しでも厚く当たると、かなり弾き出すので、コントロールの難しい組み合わせですね 打球時の響きはカーボン系としては少ないので、カーボン系特有の打球感がネックとなるのは少ないですね

弾性 4

ラバーの厚さが中厚程度(1.5~18mm)なので、ラバーの特性や厚さを考慮すると、弾性は確保できている組合せです Rapid Carbon lightの特徴が弾性を大きく引き上げています 既存の612と比較して粒が軟らかい事やスポンジが軟らかい事等がサンプル版の特徴です 打球時の食い込みが強くなっており、ハードヒット時に食い込んだ後の飛び出しが抑えられています 表ソフトの様な「弾き」は612サンプル版ではやりづらさがあり、性質的にはかなり粒高寄りのラバーとなっている為、ハードヒットよりもプッシュの方が安定してスピードのあるボールが打てる印象です 弾道は表ソフトの様な直線的でシャープな弾道が出せますが、打球は粒高的な方が安定させやすいですね 強烈な変化幅は健在で、仕様変更により滑りが抑えられたのは大きいです これによりかなり使い易くなっていますが、スピードボールを打つには表ソフトの打球では粒やスポンジの関係でやり辛さは出ていますね ラケットが硬質で弾けるタイプですが、ラバーの性質的には弾くには少々難しい印象を受けます

球持ち 5~5.5

評価の難しい所ですが、ブロックで強烈なボールを受けるとラケットの弾きでボールを飛ばしてくれますが、ラバーの特性である変化は出るものの、ボールが失速せずにオーバーする事が多いですね 打球時にボールを抑えるには厚く当てすぎない事が必要になってきます 当てる位置をずらし、粒を倒す事で強烈な変化性能と回転を残す事が可能です レシーブ等は回転を利用する事が容易なタイプですが、先に書いた様に厚く当てすぎない事が重要です レシーブから攻撃的に仕掛けていける印象ですが、コントロールが難しい組合せです

総評 3.5

攻撃力と変化性能が特徴の組合せはありますが、ラバーの特性を活かすにはかなりシビアな組合せとなってます ラケットの特性とラバーの特性がマッチしているとは言い辛いですね 打球時の当て方がシビアになるので、かなり使い込む必要のある印象です 特にラバーが既存のタイプからかなり軟らかめで性質的にも粒高に寄っている為、打球等の修正が必須となります 従来の612を単純に使いやすくしたタイプではないです 粒高ラバーでは物足りず、半粒では飛び過ぎる という場合には良いですが、ラケットとの組合せはかなり好みを選ぶ印象です 粒高クラスの変化幅と弾道や初速は表ソフトと良い所取りできているラバーではありますが、Rapid Carbon lightではコントロールがネックとなってきますね

アリ? ナシ ? 実験者感想

サンプル版なのでこのラバーの特徴がどこまで今後フィードバックされるのか? という所ではあるんですが、Rapid Carbon lightでは少し弾き過ぎる印象ですね インナーでフィーリング重視であれば、より粒高的な使い方で威力を発揮します 変化系表の印象で弾くタイプのラケットと組み合わせましたが、球持ちや粒の軟らかさが想定以上だったので、ラケットの硬さや弾きはありながらも飛ばしづらい という印象でした プッシュの様な「押す」打球の方が適していますね かなり扱いを難しくしてしまった組合せでしたね