用具検証 「STIGA ROSEWOOD NCT Ⅶ」 × 「TANGO ULTRA」2.0

上板に紫檀を採用したハードウッド7枚合板「ROSEWOOD NCT Ⅶ」とやや硬めのスポンジを採用したドイツテンション系表ソフトで回転性能と弾性のバランスタイプ「TANGO ULTRA」の組合せを検証・数値化

 

打球感 5.5

ハードウッドシリーズ中でも硬いラケットであるROSE WOOD NCTを7枚合板とした事で打球感がよりハードになっているものの、極端な飛び方をするラケットではないです 重量の方が気を使う印象ですね TANGO ULTRAがドイツテンション表としては「40°」と少し硬めのスポンジを採用していますが、他社の同程度のスポンジ硬度の表ソフトと比較をすると、TANGO ULTRAの方がやや硬さがあり、打球時にスポンジが食い込みすぎない印象を受けます その為強い打球時に食い込みすぎるという事は軽減され、ROSE WOOD NCT Ⅶの硬質な木材ラケットとの相性は良いですね 反発力と硬さのバランスが良い組合せとなってます

弾性 5~5.5

「2.0」という、アツに相当する厚さに弾みの良い木材7枚合板という組合せを考慮しても、弾性は良好な組合せですね ドイツテンション系としては軽く当てただけで飛ぶ様な強烈な弾性を有するラバーが多くなってきていますが、TANGO ULTRAは弾性とコントロールのバランスが良い印象です スピードや飛距離を優先する場合は「MAX」となりますが、攻撃性と安定性のバランスをとる場合は2.0の方が良いです 先に書いていますが、ドイツテンション系の表ソフトとしてはややハードなので、強い打球時にスポンジが潰れて強打がし辛い という点が無いのは大きいです 登場から期間の長い表ソフトとなっていますが、プラスチックボール時では硬さが出ている事でかなり弾き易くなっています 後発の物と比較すると硬さが目立ち、やや弾性や飛距離が減退しているものの、硬さを求める場合には良いですね

球持ち 5.5

ラバーの球離れが良いタイプですが、後発の物と比較してかなり掴んで飛び出してくる表ソフトではないので、硬さと球離れのバランスが良い印象 木材7枚合板と合わせているので、硬質な特殊素材系ではよくある「棒球」の様な弾道にならず、安定性を損ねないのは木材系ラケットの利点ですね 球離れは良いですが、回転がかけづらいということは無く、ドライブ・スマッシュどちらもバランスよく打球出来る組合せとなってますね プッシュやショートの際に食い込み過ぎなくなっているのはよかったですね

総評 8.5

バックで使用するには硬さや球離れの目立つ打球感がありますが、フォアで攻撃的なプレースタイルで使用する場合には硬さや球離れ、弾性等のトータルバランスの良い組合せとなってます  強い打球に耐えられる硬さや球離れを有しているのは大きいです ROSE WOOD NCT Ⅶが硬質な7枚合板である事ややや硬めのスポンジを採用した表ソフトの組合せは非常に良いですね ドイツテンション系としては比較的弾性を抑える事が出来るので、攻守のバランスが取りやすくなってます ネックとなるのはTANGO ULTRAの入手がやや難しい事やラケット・ラバー共にコストの面ですね 共に安価ではない用具なので、手に取り辛さはありますが、回転・スピードのバランスが良く、攻撃力の高い組合せには仕上がっていますね

アリ? ナシ ? 実験者感想

個人的にはMAXでかつ、ペン表のフォアであれば総評は「+1」でも良いですね 強打時にボールが食い込みすぎずに弾ける 台上で飛ばしやすい ブロック時に極端に食い込まない という点が「+1」とする理由です 価格的にはプラスチックボール登場後にラインナップされているラバーとしては非常にバランスが良く高いスペックを有する、インパーシャルシリーズと価格差が変わらない為、選択としては厳しくなりますが、ROSE WOOD NCT Ⅶの様な硬質な7枚合板との相性が非常に良いので、悩む所ではありますね