用具検証
「SPEED70(9mm) 丸型」 × 「レイストーム」

スピード20をベースに更に反発性能の向上を図った単板ラケット「スピード70」の丸型で標準厚である「9mm」とタマス社初のテンション系表ソフトとして登場し、ロングセラーとなっている表ソフト「レイストーム」の

組合せを検証・数値化

 

打球感 5.5

単板×表ソフトの組み合わせとしてはドイツ系のテンションスポンジと比較して硬さのあるレイストームはやや硬さを残す打球感となり、強い打球時に単板特有の軟らかさとグッと掴む感覚は強いものの、極端な球持ちや軟らかさが軽減されている打球感となっています 硬さが僅かにある事で強い打球時につかみすぎない様にはなっていますが、「弾く」打ち方は単板と表ソフトと合わせた場合には適さない印象です 打ち方を少し変える必要があります とはいえかなりバランスが取りやすくなっているので、組合せとしては日本製のテンション表×単板 というのは合わせ易くなっていますね ですが表ソフトに好まれる「硬質・球離れの良さ」というものとは性質が異なるラケットなので、合わせるには難しさのある組み合わせとなっています

弾性 6

登場から長期間ラインナップされているテンションラバーとしては弾性は良好で、プラスチックボールとの相性はまずまず良い印象です やや食い込みが減退した事で強い打球時に食い込みすぎる事が少なくなっています 単板なので硬いラバーとの合わせるには良いですね ですがハードヒットした際の球離れは単板特有の打球感やフィーリングが影響し弾き辛い為、スマッシュ等打球でかなり修正をする必要があります ラバーの売りの一つである「回転性能」これはプラスチックボールになりかなり減退している印象ですね 摩擦のあるシートで回転のかけやすさはありますが、かなり落ちています とはいえ組合せのバランスとしては良くなっています

球持ち 5~5.5

ドイツテンション系の表ソフトと比較すると、40~42°前後の硬さ程度に球離れが早すぎない程度の球持ちといったバランスですね 強い打球時に潰れないので、強打の際の食い込みが軽減されています 単板と合わせるには硬さのあるスポンジの方が良いですね 極端に弾き出さないのでコントロールのしやすい組合せです

総評 6.5

単板×表ソフトとの組合せとしてはバランスが良くなり、扱いやすくなっている組合せです 特に打球感では多少の硬さがあり、弾いた際の食い込みが減退しているので、強い打球の際に発生する極端な掴みが少なくなっているのは大きいです 単板の特性を出しながらラバーの硬さでバランスを取れる様になっています プラスチックボールの硬さも影響していますね ハードヒットやプッシュ系は弾きの関係で飛ばし辛さはあるものの、ブロックや台上、ドライブ等は安定性が向上します 強い打球の場合は打ち方を変える必要があります 組合せとしては表ソフト向きといえるものではないですが、攻守のバランスを取りながら、攻めるスタイル向けの組合せですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

単板×表ソフトを個人的にはお薦めし辛い組み合わせですが、日本製の表ソフトであれば、ドイツ製の軟らかいスポンジよりも硬さがあるので、打球感のバランスは取りやすくなります レイストームでは強打時の球離れや反発力に物足りなさがあるのは否めないので、多少ソフトなスポンジであっても、プラスチックボール時代に登場した、インパーシャルシリーズの方がよりバランスが取りやすくなります 初期のテンション系表ソフトとしては優秀ですが、プラスチックボールでは厳しくなっています 安定性と打球感を優先する場合にはレイストームは選択肢に入ります




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