用具検証 「ROSE WOOD NCT Ⅶ」×「VICTAS VO>102」2.0

ハードウッドシリーズとして知られる「紫檀」を上板に使用した7枚合板「ROSE WOOD NCT Ⅶ」と回転・スピード・ナックルのバランスが非常に良く、高い性能を誇る表ソフトラバー「VO>102」の組合せを検証・数値化

 

打球感 4.5

7枚合板となった事で硬質さや弾きはアップしている為、ソフトなスポンジであるVO>102と合わせたケースでも程よい硬さが出ています ですが打球感は軟らかいですね 数値では4.5としていますが「4.5よりややソフト」といった印象です   威力や硬さを優先する場合には7枚合板 硬さの中にも掴みや安定性を重視する場合は5枚合板で合わせる形ですかね 42.5°クラスのテンション表と合わせた場合でもかなり打球時の軟らかさが体感できる組合せですが、ラケットの硬さがある分、差異が少なくなっている印象を受けます VO>102は軟らかいながらも反発力が高いので、硬質な木材ラケットとの相性は良いですね 5枚合板で物足りない部分はカバーできている組合せとなってます

弾性 5.5~6

5枚合板から弾性等はアップしているので、スポンジ厚が「2.0」という、アツに相当する厚さであっても十分な弾性は確保できています VO>102自体は弾性が際立ったタイプとはいえ、回転性能やナックル等のバランスをとった表ソフトなので、スピード系テンション表で特に弾性を重視した表ソフトの様な飛び方はせず、弾性も含めたトータルバランスの良い表ソフトとして仕上がっています 7枚合板でも硬質なタイプと合わせた事でVO>102の打球時に弾き易さが出ており、ドライブ・強打どちらも打ちやすくなっています 特殊素材系の様な金属的な硬さや響きは無いので、木材の良さと弾きの良さが非常に良く出ている組合せですね アツ相当としては飛距離も十分にでているので、スピードと飛距離の確保と高い回転性能を安定させる事が出来る弾性のバランスが取れている印象ですね ですが表ソフトとしては食い込みが良い為、ハードヒット時の食い込み方に好みが分かれてきますね

球持ち 4.5

ラバーの食い込みの良さはありますが、その後の飛び出し方はテンション系らしく、シャープなスピードで飛んでいきます ROSE WOOD NCT Ⅶの球離れ自体は極端な物ではないので、少し掴んだ後に飛び出す といった組み合わせとなってます ラバーの軟らかさが少し目立つ組合せではありますが、37.5°という軟らかいスポンジと合わせた場合のバランスとしてはまずまず良好です VO>102の高い回転性能を活かす際にしっかり掴んで回転をかける事が出来る組み合わせなので、スピードと回転のコントロールを維持しつつ、5枚合板から移行するには失敗の少ない組合せです

総評 8.5

硬質な木材ラケット×テンション系表ソフトという組合せは表ソフトの特性を優先した場合、球離れや弾道等でバランスが取りやすい組合せとなる事が多いです 今回のROSE WOOD NCT ×VO>102も例外ではなく、バランスの良い組合せとなってます VO>102 の軟らかめのスポンジの影響でやや強めの食い込みがありますが、ROSE WOOD NCT Ⅶの硬質さが硬さや球離れが良く、ラバーの食い込みが強めですが、弾きづらさはそれ程ない印象ですね VO>102の回転性能を損ねずに程よい掴みと弾き出し、「2.0」という、アツに相当する厚さとしては優秀なスピード性能 そして飛距離ですね こういった部分が非常に良好です ブロック時にもう少しクセの強い球質が欲しい所ではあります プラボールの影響でこれはさらに減退している印象ではありましたが、回転とスピード性能は非常に優秀なので、弾く・回転をかける・止めるといった部分でのやりやすさや先のスペックのバランス面、そしてラケットとの相性は非常に良いといえますね ネックとなるのは軟らかいスポンジの影響で強い食い込みが発生する事ですかね  掴んだ後の飛び出しは非常に良いですが、飛び出し方に少しラグが発生するので、修正が必要です ハードヒットせずにスピードの確保が出来るのでここは大きいですが、硬さの部分では好みが分かれてきますね とはいえ総合力は非常に高く「攻撃的なスタイルで安定性も同時に欲しい」 という様な組合せではありますね

アリ? ナシ ? 実験者感想

個人的には大いに推薦 アツ相当でも十分な弾性が確保できる組合せとなってます  スポンジがソフトですがプラスチックボールとなった事で硬質なラケットと合わせるには といった印象ですかね ハードヒット時の食い込みはセルロイド時程ではないですが、ソフトで食い込みの良いスポンジは健在です ドライブやスマッシュの安定性と球威・回転のかけやすさ等、総合力は高いですね