用具検証
「ルーティスレボ」×
「PRESTO SPIN」

特殊素材を「Gカーボン」から「FEカーボン」へと変更し、カーボンの弾みを備えながらも硬すぎない打球感が特徴の「ルーティスレボ」とスピード性能と直線的な弾道が特徴の微粘着テンションラバー「PRESTO SPIN」の組み合わせを検証・数値化

打球感 4.5~5

ルーティスレボが特殊素材を変更した事により、カーボン系の特徴を残しつつも「硬さ」「響き」を大きく抑える事に成功しているので、カーボン特有の打球感が抑えられています PRESTO SPINはメーカー表記で「42度」なっていますが、729(フレンドシップ)のスポンジ硬度は一般的な中国系メーカーのスポンジと比較してソフトなスポンジなので、42度では明らかに「硬い」というラバーは少ないです 紅双喜のキョウヒョウの「42度」とは表記的には同じですが全く別物なので、729のラバーの42度は基本的には軟らかめですね この軟らかさがあるおかけでカーボン系との組合せ易く、打球感のバランスは非常に良い印象ですね カーボンの適度な硬さ・弾きはそのままに響きの強さが抑えられています 中国ラバー系 × カーボン系特殊素材 というのは打球感のバランスが難しい組合せですが、この組合せではそういった部分が大きく解決している印象です 弾道はラバーの特性や球持ちが良くなっているもののカーボンの特性は残っているラケットなので、より直線的な弾道が強化されています ですがラバーの食い込みが良いので、回転はかけやすく、棒球になる というのは皆無ですね

弾性 5.5~6

729のラバーのイメージを大きく覆す弾性を有しているラバーで、飛距離・スピード共に優れたスペックを有しています 省グレードで已打底タイプのラバーでは優れたスペックのラバーはありましたが、PRESTO SPINは未打底なので、ラバー自体のスペックが大幅にアップしている事になります 微々粘着に近い粘着の薄さなので「摩擦力」という部分では従来型の粘着ラバーと比較すると抑えてはあるものの、食い込ませやすさとまずまず良好な回転性能、優秀なスピード性能を未底打で獲得しているのは大きいです こういったラバーにカーボン特有の飛びや弾きを備えながらも硬質で響きの強さがネックとなるカーボンの打球感を抑えているのがルーティスレボなので、回転のかけやすさとスピードのバランスが非常に良いですね ドライブ・ハードヒットどちらでも打ちやすい組合せとなっています

球持ち 5.5

729の裏ソフトラバーの共通している「使いやすさ」は失わずに攻撃力を大きくアップさせているラバーですが、強い打球時にしっかり食い込ませる可能です とはいえ打球時の飛び出しは早く、ルーティスレボはカーボンの特徴を抑えてはあるものの、基本的な性能はカーボンラケットの特徴を備えていますから、球離れはやや早め~早めの組合せといえます こういった特性で弾道も直線が強いですが、回転がかけやすい というのは大きいですね もう少し弧線が大きい方が安定性は高まりますが、棒球になり安定性に欠ける というのはこの組合せではないですね

総評 9

微粘着の中国系ラバーとしては非常にと良く線的でスピードが出る上に使いやすいですが、ルーティスレボによって更にスピードと弾道にキレが増す組合せとなっています PRESTO SPINが軟らかいですが、潰れて飛ばない というラバーでは無いので、使いやすさと球威のバランスが非常に良くなっています 弧線を優先するタイプではないですが、スピードを追求しながら安定性も確保できる組合せは珍しいですね 特に威力を発揮するのはカウンター系ですね 軽く食い込んだ後の飛び出しとスピードが非常に良いので、硬いラバーでカウンターを行うパワーを必要しなくなっています PRESTO「SPIN」とはなっていますが、ラバーのスペックがスピードタイプに近いので、回転性能を重視したラバーには性能面では譲る部分はあるものの、スピード性能や729ラバーの使いやすさが残っているのは良いですね スピードを重視したプレースタイル向けの組合せとなっています

アリ? ナシ ? 実験者感想

729の使いやすさがありながらここまでスピードが出るラバーは無かったので驚きました ルーティスレボとの相性も非常に良いですね 個人的には打球感のバランスは非常に良かったです 粘着は薄めですが滑る感じもあまり無かったですからね 特に台上でのドライブが打ちやすかったのが印象的でした もう少し摩擦力があると尚良いですね 使いやすさと威力のバランスが非常に良い組合せでしたね