このサイトでは google adsense を利用しています

ロングセラーラケットを再調整
バランスタイプ5枚合板
「STIGA Allround wood NCT」

スウェーデンメーカー「STIGA」を代表するロングセラーラケット「Allround Classic」をベースに弾性や打球感を調整した5枚合板ラケット「 Allround wood NCT」です 大幅な変更点は無いものの、使い易さを損ねずに性能強化が図られたラケットとなっています

  

Allround Classicは板にプリントは無くシンプルな物でしたが、Allround wood NCTでは「nano composit tecnorogy」のプリントやグリップが暗めのカラーリングとなっています 性能面では「nano composit tecnorogy」板厚「6.0mm」へと厚くなっている等が主な変更点です STIGAの中国式のブレードサイズはやや大きめで「160×150mm」程度 グリップサイズは「82×30mm」程度です

  

  

STIGAのラケットとしてはかなり軽量なタイプのラケットです ブレードが大きいですが、両面貼った場合の総重量を抑えられる点があります これにより重量のあるラバーを両面に貼る事が可能です 弾性は「オールラウンド」タイプのラケットをベースに強化したタイプですから優れた弾性ではないですが、程良く弾み、クセが無い印象です 個性的ではないですが使い易いタイプですね 同社のスペックでは「ALL+」以上「OFF-」未満 といった所ですかね

打球感は非常にソフトで球持ちが良く、安定性のあるラケットです 「弾み・重さ・コントロールのバランスが良く取れている」という通り、トータルバランスに優れている印象です 威力を重視した硬く、重いラバーを合わせた際の総重量を抑えることが出来る点や威力を落とさずにコントロール出来るバランスの高さが最大の特徴です ベースのラケットの弾性は抑えてあるラケットですが、ベースのラケットの良さを損ねずに弾性強化に成功しています 硬さや弾きはラケットの特性上、強い物ではないですね これはベースのラケットの打球感を損ねていないですね

印象としては特に硬いラバーとの相性が良く、主流である硬いスポンジ・シートを採用したテンション系との相性が良いですね ラケットがソフトなので、中~軟硬度のラバーの場合はかなり掴みが強くなる傾向にあります トップ仕様の硬めのラバーで回転がかけやすくなる・弾いた際に硬すぎない等、スペックの高いラバーとのバランスが取り易くなります 粘着系との相性も良好ではありますが、弾性面で不足する事が多く、ここが一番のネックです 非常に弾み良い中国系のテンションラバーは現状では少ないので、条件が厳しくなりますね スマッシュの様な弾く・強打が主体となる表ソフトに関してはかなり掴みが強くなってしまう為、相性としては「△」ですね ブロック等では安定させやすいですが、強打時に弾きや球離れが弱く、飛ばしづらい組合せが多くなります ブロック等の安定性が求められる、粒高等の相性は良好な印象です

ラケットのスペックとしてはクラシックなラケットをベースに打球感の調整や弾性アップを図っているので、より弾むタイプのラケットと比較をすると弾性面で厳しい部分もありますが、総合性能が高いラケットという印象です ラケットのクセが少なく、打球感の良さや回転のかけやすさはそのままにトータルでスペックアップしています 前述していますが、硬いスポンジ・シートを採用したラバーとのバランスが取り易く、ラバーの高スペックをコントロールできるバランス力の高さが魅力ですね また、軽量なので総重量が大きく抑えられる点もグッドです ブレードサイズの大きさや平均して重量のあるラケットが多いSTIGAのラケット中では非常に軽量なので、トップ仕様の重量のあるラバーを合わせ易くなります 更なる威力を追求する場合はラケットの変更が必要ですが、威力も含めた総合的なバランスを取るには良いラケットですね

tti-labo更新情報はこちらから
PR