用具検証
「CELERO WOOD」×「SPEEDY SOFT D.TecS」2.0(硬式)

薄めの板厚ながら、弾性と弾きの良さが特徴のスウェーデン製5枚合板「CELERO WOOD」と硬式では変化系表寄りのスペックを有する、ドイツテンション表ソフト「SPEEDY SOFT D.TecS」の組合せを検証・数値化

打球感 4.5~5

CELERO WOODは板厚が薄めに仕上げてある(5.5mm)としては、少し硬質で弾きがある点が特徴です 「ALLROUND EVOLUTIONからのステップアップに」という位置づけとなっていますが、ラケットの性質がソフトなフィーリングで球持ちが良い、ALLROUND EVOLUTIONに対して硬さ・弾きが目立っています ここにドイツテンション系の表ソフトとしてはソフトなスポンジ硬度「32.5°」のスポンジを採用している「SPEEDY SOFT D.TecS」を組み合わせた印象としては弾きの強さが意外にも目立つ ですかね 打球時にラバーが軟らかいので食い込みが十分ありますが、ラケットの弾きが良く、これによって弾きやすくなっている組合せです

弾性 5

SPEEDY SOFT D.TecSは硬式でのスペックは「やや変化系」という扱いになっていますが、性質的には回転系の表ソフトに変化がプラスされている印象ですね「変化系」という扱いですが、一般的な変化系と比較すると変化性能は大幅に抑えてあります 反面、スピード性能や回転性能が非常に高く、攻撃力の高い表ソフトとなっていますね 食い込みの良さと回転を作りやすいシートの関係で非常にドライブが打ちやすいですね ラケットの弾きがある為「軟らかすぎて打ちづらい」というのはかなり抑えられています 「2.0mm」という、アツ相当のスポンジ厚ですが、弾性は非常に良い組合せと言えますね 攻守のバランスが取りやすくなっています

球持ち 5

板厚が薄いラケットとかなりソフトなスポンジ硬度のラバーの組合せとしては球離れは良いですね 打球時に容易に食い込みますが、ラケットで弾いてくれるので、食い込みすぎる というのは少ない印象です 食い込みの良さにがある割には弾き易さが特徴で、これによって攻守のバランスが出る組合せですね

総評 8

板厚が薄い木材5枚合板ラケットは「しなる」タイプのラケットが多く、硬質で弾きの良さが特徴となるラケットではない物が多いですが、CELERO WOODはこの特徴とは異なる性質のラケットです その為「32.5°」という、硬式ではかなりソフトなスポンジを採用している、SPEEDY SOFT D.TecSを合わせていても弾きやすくなっています ラバー自体にしっかりとボールが食い込みますが、ラケットが弾き飛ばしてくれるので、ドライブ・強打・ブロック等、トータルバランスの良い組み合わせですね 球離れが極端に早くなり、コントロールし辛い というのは無いです ドイツテンション系の表ソフトは非常に弾むタイプが多いので、バランス重視の組合せとしては優秀ですね ラケットが比較的軽量なので、総重量を抑える事が可能なのもグッドです 安価である事も良いですね ネックなのはSPEEDY SOFT D.TecSが入手し辛い事や高額である点がネックです スペック的には優秀ですが、安価で高性能なドイツテンション表ソフトが多い為、選択肢に入り辛いラバーとなっています とはいえ、スピード・回転・変化と総合力のある表ソフトではありますね 硬式では攻守のバランスが取りやすく、やり辛い事がない組合せです

アリ? ナシ ? 実験者感想

個人的には軟らかい表ソフトの割にはしっかりと弾けるので驚きました CELERO WOODは「この板厚でもしっかり弾くなあ」という印象でしたね 特殊素材系のラケットなら話は変わってきますが、スウェーデン製の薄い板厚の5枚合板としては弾きの良さが目立ってますね SPEEDY SOFT D.TecSは弾性よりも回転性能の優秀さに驚きです 「やや変化系」と謳われていますが、もっと回転性能は注目されても良さそうです スポンジが軟らかいので、硬めで弾きの良いラケットとの相性は良いですね 2.0mmですが、弾性も良好です 価格がネックなんですよね