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特徴的なグリップを採用
裏面が可能な日本式単板
「ニッタク 双 MF P」

ピンポンパフォーマーとして活躍する「新井卓将」氏考案による「MF(マルチファンクショングリップ)」を採用した単板ラケット「双 MF P」です この双には角型である今回の「MF P」と角丸型である「MF R」が登場しています 単板ラケットとしては薄めの板厚(8.0mm)ながら良好な弾性を有しているラケットに仕上がっています

  

ブレードサイズはMF P では161×128mm程度となってます 印象としてはかなり細いです グリップサイズは95×16mm程度です グリップはコルクではなく、ウエンジ材を使用しており、軽くヤスリ等で削った方が手が痛くなりにくいですね ラケットの質感は普及帯の物としては非常に良く、檜の香りがほのかに漂います かなり頑張ってますね

  

  

  

流石に同社の最高クラスの檜単板「超特選」シリーズやその次のクラスである「AA・AP」と比較すると、木目の詰まり具合では価格差が出てしまいますが、明らかに「斜目」で打球感も非常に単板らしくないものではなく、単板らしい特徴のある打球感となっています ただ、一般的に「吸い付く様な打球感」等と表現される、ソフトで球持ちの良さはそれ程無く、硬さと弾きの良さが目立つ打球感となってますね

  

単板ラケットとしては珍しく、裏面が貼りやすい様にコルクが無い状態です 平均重量も「80g±」という事で、両面に厚いラバーを貼った際に総重量を抑えられる様になっています 裏面側はコルクではなく、ウエンジ材で補強されているので、グリップの部分はかなりしっかりしていますね ニッタク社の単板ラケットはハイクラスでロングセラーとなっている物は従来どおり、裏面黒+半円コルクですが、双や雅の様に比較的新しくラインナップされ、やや価格を抑えたタイプの物は裏面にラバーが貼れる様になっている物も出ています これにより裏面側にラバーを貼る事が出来、プレースタイルのバリエーションが増やせるようになっています 単板ラケットで反転式はダーカーの「J・スピード15・90」のみがラインナップされていますが、グリップが反転式の場合は日本式から移行した場合、握りづらいケースもあります そういった場合に日本式グリップの双 MF 系のグリップというのは違和感が少ないグリップとなってますね

やや硬めで弾くタイプのラケットなので、フィーリングがソフトな単板を想定してラバーを硬い物で合わせると、硬質な打球感となるので注意が必要です 弾道も直線気味に寄る傾向ですね とはいえガチガチに響いて飛ぶ様なラケットではないので、あくまで「単板としては硬質で弾く」という打球感です 少し硬度を落とす事で修正は可能です 板厚が薄めなので、「9・10mm」等の攻撃力のある単板と比較をすると下がった際の飛距離が出ないですね なので下がって大きなラリーを中心に展開するプレースタイルの場合はラバーの組合せ等で修正する必要が出てきます 前~中陣位での使用がバランスとしては良好ですかね 弾道が直線的にしやすいラケットなので、弾道とスピードのバランスを取りながら、回転量のあるラバーを選択 というのがハードヒットとドライブのバランスが取りやすくなります 単板としての弾性をぎりぎりまで落とさずに維持している といった印象ですかね

単板としては板厚が薄めで、下がった際の飛距離は顕著に出ますが、このラケットの特徴しては「裏面に貼れる」「日本式のグリップに近く、反転も可能」といった所です 両面にラバーが貼れる単板は貴重です 裏面とのバランスを考えて、総重量を抑えられるラケットの軽量さも魅力のひとつですね 驚きなのは単板としては「8.0mm」と薄くしている割に弾性はかなり良いですね スピードはメーカー表記で「ミッド」となっていますが、かなり良好な印象です やや硬さと響きが同社のハイクラスの単板と比較すると気になる所ではありますが、スペックや質感等は価格以上です 価格帯的に手に取りやすいですし非常にグッドですね 裏面にラバーが貼れる事によって進化した単板ラケットとなってますね

 

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