用具検証
「clipper wood WRB」×「ラザントグリップ」

スウェーデン製7枚合板を代表するラケット「clipper wood」の空洞グリップバージョン「clipper wood WRB」と硬質なシートが回転力を大幅に向上させているドイツテンションラバー「ラザントグリップ」の組合せを検証・数値化

 

打球感 4.5~5

clipper wood 系は7枚合板特有の硬質さは無く、硬さはそれ程無いタイプの7枚合板です ここに「45°」という、比較的ソフトなスポンジを採用しているラザントグリップを合わせると、硬さとしてはバランスの良い組み合わせですね 打球時にシートの硬さは感じられるものの、硬すぎて打ちづらい というのはないです シートで弾き出す というのはラケットで抑えられている為、ラザントグリップの特徴である「引っ掛かり」を活かしつつもソフトなフィーリングを保つ事に成功している組み合わせですね

弾性 5.5

clippe wood WRB自体は際立った弾性を持つ というラケットではなく、フィーリングと弾性のバランスが優秀なラケットです ラザントグリップは廃盤となっていますが、新しいドイツテンション系としては弾性面はそれ程際立ったスペックではなく、飛ばしづらさがあり、飛距離がそれ程出ないので、下がると少し厳しい組み合わせですね やや直線的な球質のラバーですが、ラケットのフィーリングでコントロール+回転のかけ易さを向上させている組合せとなってます スピードボールで打ち抜く というよりは回転で押していくスタイル向けの組み合わせですね

球持ち 4.5~5

シート自体は硬いですが、スポンジ硬度は抑え目である事やラケットがソフトなタイプでもあるので、打球時にボールが弾き出してしまいコントロールがし辛い というのは皆無です シートの強い引っ掛かりを活かせる球持ちの良さですね 強い打球時にグッとボールを掴んでくれます ラバーの弾き出しを抑えているので、ラバーの回転性能を発揮させながらもコントロールがしやすくなっています

総評 7

clipper wood WRB との組合せではラケットの軟らかさでバランスが取れている印象ですね ラザントグリップのシートが硬く、弾きの強いタイプなので「45°」という、トップ仕様としてはややソフトなスポンジを採用している割にはシートで弾き出してしまう事がありましたが、打球感はややソフトでシートの硬さで少しだけ硬さが感じられる打球感となっています とはいえガチガチではないですね 弾性面で物足りない部分が多いのは否めませんが、特殊素材系の硬さや球離れの早さと比較をすると回転がかけやすく、安定性を向上させる事が出来るようになっています 飛距離が出しづらいので、前~中陣程度での使用がベターです 下がって飛ばすには少々ハードな組み合わせですね ネックとなるのはトップ仕様としてはスピード性能が物足りない事や重量ですね  打球感のバランスを考慮すると良好な打球感ですが、打ち抜くにはもう少しスピード性能が欲しい所ですね 回転量のあるドライブを安定させられる組み合わせではあるので、ラリーを中心に組み立てていくプレースタイル向けの組み合わせですかね

アリ? ナシ ? 実験者感想

重い・飛距離が出し辛い、スピード性能がもう少し欲しい等、細かい部分で気になる所が少なくはないですが、悪くは無い組み合わせでしたね ラバーのグリップ力が際立っているので、引っ掛けてドライブを打つには良い組み合わせでした シート自体は硬いのでラケットとのバランスはかなり良いですね 個人的にはもう少し飛距離とスピードが欲しかったですが

シートの硬さと弾きは特徴的ですがスポンジ自体は硬すぎず食い込ませやすいので、食い込ませること自体は難しくは無いですね 加えてラケットのフィーリングが加わるので、扱いやすくなる組合せです 特に前陣の早い打点で打球した場合でもボールが飛びすぎてオーバー というのを軽減できるのは大きいですね 少し重さが目立つ組合せですが、回転量を活かす・コントロールしやすい点がグッドですね