ロングセラー単板 角丸バージョン
「ニッタク AP」

檜材の高騰により単板ラケットも高騰、メーカーによってはラインナップから姿を消してしまっていますが、ニッタク社に関しては近年では「双」シリーズをラインナップする等、檜単板ラケットが充実しているメーカーとなっています その中でもこの「AP」を初め、角型バージョンである「AA」や9mm単板としては最高峰に位置している「超特選A 超特選P」は非常に長くラインナップされています

  

ブレードサイズはメーカー表記で「160×140mm」となっています 角丸型単板のラインナップが豊富である「ダーカー」や「コクタク」と比較をすると形状でやや際があるものの、ほぼ同サイズです 品質は超特選シリーズの次に位置するハイクラスのシリーズだけあって非常に良く、檜の香りや木目等は価格に見合った品質をしている印象ですね

  

  

  

グリップサイズはメーカー表記で「80×20mm」となってます これも僅かな際はあるものの、ほぼ同サイズですね 現行の単板ラケットとして珍しいのはグリップにレンズがある事ですね  ダーカーやコクタクはレンズは無くシンプルな物が多いですが、ニッタクを初め、規模の大きいメーカーはグリップにレンズを嵌めている物が多いです 板厚は「9mm」と一般的な厚さですが、この厚さの価格帯としてはやや高めですね 超特選シリーズは更に価格が上がるので、9mm単板としては超特選シリーズが最高値となります 加工を施していない単板としてはかなり高価格帯に位置していますが、前述している通り「価格に見合った品質」は有していますね

平均重量は「85±g」ですが、この個体では入手時に「93g」を選択 重量感が良く、木目の詰まりも良いラケットとなっています 超特選では更に木目の詰まりが良い物も確認していますが、相当な拘りが無い場合はAPであっても十分満足できる品質ですね 個体差の多い檜単板ですが、ラインナップが豊富なメーカーだけあって本数が多く、希望重量・木目の物が探しやすい点が最大のメリットです

弾性はメーカー表記で「ミッドファースト」となっていますが、9mm単板としては弾性は良い印象 単板特有の「掴んでから弾き出す」独特の打球感です 加工単板である「スピード」シリーズと比較をすると、APの方が少し硬さを感じやすい印象ですね ドライブを打った際の「掴み」を特に求める場合はスピードシリーズ(15又は90)の方がこれは強いですね

ラバーの相性としてはやはり裏ソフトですが、少し硬さがある影響で表ソフトもラバー次第では といった印象ですね 硬質なスポンジが適しています ソフトな物は打球時にラバーの食い込みと単板特有の打球感の関係でかなりボールの飛び出しが遅れてくる為「弾く」という事が難しいですね これは速攻スタイルとしてはネックとなってくるので、打ち方を変える必要が出てきます 表ソフトと単板の組合せで打球感や飛び方のバランスを取る事は総じて難しい傾向ですね

価格の上昇は仕方が無い部分ではありますが、質感や品質面に関しては非常に良く、加工を施していない単板ラケットとしては非常に良い物となっています これ以上の品質を求める場合は同社の超特選シリーズや他社の最高値クラスとなってきます 9mm単板としては実売価格がやや高額ですが、9mm単板のハイクラスは他社でもラインナップは少ないです 更に10mmではかなりの弾性となる為、扱いが難しくなってきます また、10mm単板は角丸型自体が少なく、価格も非常に高額になるので、選択肢は限られてきます そういったことを考慮すると、価格・品質・スペックのバランスが取れている角丸型の単板ラケットです