用具検証 「Chila OFF」 × 「TENZONE SF」

オリンピックダブルス銅メダル等、フランス代表として活躍した「Chila 」選手の名を冠するモデル「Chila OFF」と既に日本市場からは撤退している、巨大スポーツメーカー「adidas」から登場していた回転系ドイツテンションラバーで、ソフトスポンジバージョンである「TENZONE SF」の組合せを検証・数値化

 

打球感 4

TENZONE SFのスポンジ硬度はソフトスポンジ版としては中間的な硬度「45.0°」を採用していますが、FX系に近い食い込みを達成しているラバーです 硬さはそれ程感じないので食い込ませやすいですね このラバーにやや弾きがある「Chila OFF」を合わせると硬さは無く、扱いやすさを重視した組合せとなります 食い込ませる事が容易で回転のかけ易い組み合わせとなっていますね

弾性 4.5~5

軽量で弾みはまずまず良好なラケットに一応「トップ仕様」扱いであったラバーのソフトスポンジ版を合わせていますが、弾性自体は目立った弾性ではない印象 軽量な木材5枚合板なので振って飛ばすこと自体は難しい組合せではないですが、ラバーのスペック面に関しては高価格帯に位置しているラバーとしては物足りなさが否めないですね 更にプラスチックボールでは回転性能の減退が大きく影響しているので、回転をかけている感覚は体感しやすいものの、回転量に関しては・・・ という所です ラケットに少し弾きがある点がドライブや弾きのバランスが取れている組み合わせになっています 威力よりも使い易さを重視ですね

球持ち 4

打球時の響きは皆無で球持ちが良い組み合わせですね ソフトなフィーリングが特徴となってます トップ仕様扱いだったラバーとしては扱いやすいラバーで、それ程力を必要とせずに食い込ませてボールを打つ事が可能です プラスチックボールでもその傾向は強いので、硬いボールでの打球に硬さを感じないのは魅力ですね

総評 4

ラバー自体は硬度の割にソフトで使いやすく、打球感はプラスチックボールでもなかなか良好です ラケットに少し硬さや弾きがある事で極端なつかみ方をしなくなっています とはいえソフトなフィーリングで球持ちが良く、非常に使い易い組み合わせになってますね ボールの威力面ではプラスチックボール時ではかなり厳しくなってしまいますが、45°というスポンジ硬度はプラスチックボール対応ラバーのトップ仕様でも採用されている硬度ですから、打球感のバランスとしては悪くないです 回転性能が大幅に減退しているので、ここが最大の問題点ですかね 既にadidas自体が卓球市場から撤退をしていますが、このスペックでは正直なところ「価格には見合ってない」といわざるを得ません ただラケットとの組み合わせやプラスチックボール時の打球感はそれ程悪くないですね

アリ? ナシ ? 実験者感想

この打球感でトップシートの引っかかり方が良かったら良かったんですけどね 打球感は個人的には軟らかくは感じるものの、FX系の様な極端な食い込みまでは行かない印象なので、打球感に限っていえば好みな方ですね バック用としてであればお勧め出来る打球感です 「打球感だけ」ならですけどね ラバーの基本スペックが価格の割に厳しいのは明白でした 同社のミドルスペック扱いのラバーだった「syntec」にちょっと価格をプラスくらいであれば、まだ良かったかな それでも「価格の割には良い」とは言い難いスペックです 他社の高価格帯と勝負をするには厳しいスペックでしたね